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ラジオと読書日記#1|8/18~20

金曜の会社帰りに日課のコテンラジオを聞いていた。樋口さんが、"内祝い"がどうしても理解できなかった件について、構造主義の回で人間は交換行為を必要とする修正があることを聞いてやっと理解できた、と言っていた。なぜ理解できたのかが気になったので、「レヴィ=ストロース」の回を聞く。おもしろい。家についてからも、ソファに座ってひたすら聞く。メモる。

ゆる言語学ラジオのソシュールの回で言ってたことが出てきた。構造主義のモデルになったらしい。
言語は名前をつけることで他のものとの差異が生まれ存在を捉えられる。ただし名前自体とそのものは恣意的なもので特に意味関係はない。
構造主義も同じようなことを言っていて、
「グー」「チョキ」「パー」それ自体には特に意味はないが(恣意的に付けられた名前だが)、それらの関係性(構造)によって成り立っている。(ラングとパロールっていうらしい)

復習がしたくてYouTubeで「構造主義」「レヴィ=ストロース」を検索して、分かりやすい動画を見つけた。

"野生の思考"から、呪術的思考は科学的体系とは独立している。優劣じゃなくて知的フレームワークとして認識する必要がある。
"野生の思考"を人生に活かすとき、神話的思考は、限られた材料を用いて自分の考えを表現する、一種の知的な「ブリコラージュ」。世界を分類し秩序を与える、論理性を備えた知的ぶりコラージュ。手順通り正確に組み合わせる思考様式は「エンジニア」。あまりものでどうにかする方法を考えるのは「ブリコラージュ」的発想。

【名著】野生の思考|レヴィ=ストロース あなたの中に眠る、驚異の能力 ~20世紀最大の人類学者に学ぶ、新石器時代の思考~

そういえば、TAKRAM RADIO で渡邉康太郎さんが「ブリコラージュ」の話をしていた時、「エンジニア」というワードをぱっと出してきていた。レヴィ=ストロースの話から来ていたのか・・・・


で、構造主義を批判した人も現れたらしい。デリダとか。
・みんな二項対立で考えている→多様性を排除する危険性がある
・脱構築していくべきだ

↑脱構築は、「京都クリエイティブ・アッサンブラージュ」を運営している京大山内先生の言ってることと似てる。

既存の社会の意味のシステムは、白黒をはっきりつける。意味のシステムを作る時には、排除されるものがある。(というか、意味のシステムを作る時には、排除しないといけない。)=無意味なものがつきまとう。アートは、無意味を捉えて表現する。排除されたものを見せつけることで、意味のシステムを解体し得る。

「敗者の救済」から見る創造性とイノベーションの関係

あと、
ドゥルーズ・ガタリは、欲望を全面的に肯定。人間はお金が欲しいしブランド品が欲しいし良い人と付き合いたいもの。欲望は多様な方向へ流れるので、脱構築の方向へ向かうとのこと・・。


↑そういえば、千葉雅也さんがドゥルーズ・ガタリのことよく話してたな・・

ドゥルーズ・ガタリの共著に出てくる概念「逃走線を引く」 「パフォーマンスの高い労働者になって、世の中で良い労働者として認められたい」というノーマルなコースから外れて、新しい経済との関わり方・別の可能性について提唱

【千葉雅也】人生は両極じゃない"脱構築"する生き方


で、今。日曜日の朝。ベッドを起きたらスマホが見当たらなかった。多分どっかに落ちたんだと思うが、探すのも面倒だったので、何も持たずにリビングに移動する。顔を洗う。歯を磨く。窓の外はまだ朝日が昇りきっていないから、多分早朝なんだと思うが、時間はわからない。江戸時代みたいだなと思う。江戸時代は、一時間おきになる寺の鐘の回数で時間を確認していたらしい。ガバガバだ。でも、「あーその時間との付き合い方いいなー」となった。直線的に、時間の上で、成長信仰を持って生きる以外の、穏やかな感じ?うまくいえないが、時間を確認しないと不安になる感覚はいつから常習化してたんやろなー。「このくらいの時間かな〜確認しようがないけど。まあそろそろご飯でも作るか〜」くらいの暮らしもアリ。・・・と思ったらPCいじってる時点で時間が見えてしまうんだった・・あちゃ〜

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