アーティストにベーシック・インカム

今朝、こんな記事をみた。

「アーティストにベーシック・インカムを。サンフランシスコ市長が表明」

要点は？
サンフランシスコ市長のロンドン・ブリードが経済復興のために、サンフランシスコ芸術委員会や経済・労働力開発局による支援を行うというものだ。
具体的には来年春から6ヶ月以上、最大130人のアーティストに月1000ドル（約10万5000円）を支給するというもの。

・どうやって130人を選ぶのか？
・救われるアーティストは全体の何割なのか？
・アーティストはこのサポートからどんな変化を期待されているのか？

私はこの辺りが気になりました。
それにしてもアーティスト関係者にはとっても嬉しい施策だろう。
さて私の疑問はどう紹介されているか調べてみると。

他の記事ではこのような紹介されていました。

参考：Universal Basic Income for Artists? San Francisco Will Give Local Creatives Struggling Amid the Shutdown $1,000 a Month
A report from the city's Economic Recovery Task Force outlined the new policy.

The policy, billed as the Basic Income Pilot for Artists, outlines details including directing almost $6 million in funding to arts organizations, artists, art teachers, and cultural workers, in addition to a Universal Basic Income program. Under the basic income, 130 artists will be selected to receive the monthly stipend for at least six months, beginning in early 2021.

予算は600万ドル。そして、アート団体、アーティスト、アートの先生などクリエーターのみならず「文化」全体を支える多方面のサポートだということが分かる。どんな審査基準かはわからないです。

The SF Arts Commission is expected to provide funds to cultural organizations, and the Office of Economic and Workforce Development is directing $265,000 to paint murals and “deploy performance artists to promote COVID-safe behaviors in high foot traffic areas.” In addition, the report says that taxes and fees will be waived for small businesses unable to open during the pandemic, and it broadens the Shared Spaces program, which allows businesses to maintain social distancing by spreading out into public spaces.

また、ここで注目したのは $265,000の予算をコロナウイルスの抑止意識向上に使用するという文言だ。公共空間にミューラル（壁画）やパフォーマンスという手段を使って、社会全体・都市全体に安全な予防習慣を訴えかけようという施策なのだと思う。

アートは非言語的であり、直感的に理解できる強みがあるので、そのチカラを社会的に評価されるチャンスなのかもしれないとみている。