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プロフェッショナル

生まれて26年。ようやく気づいたことがある。
それは「プロはすごい」ということだ。
いや、何となくはプロなんだからすごいと思っていたのだが、改めてプロってすごいんだなと思った。

なぜ今回プロってすごいなと思ったかというと、髪を切ったからだ。
今まで何度か美容室と言われる場所で髪を切ったこともあったが、大半は近所のよくわからない1000円カットみたいなところに行っていた。(怒らないでください。)

美容室に行った方がいいんだろうなとは思っていたが、なんと言ってもお金がかかる。
僕は月1くらいで髪を切りに行かないと大変なことになってしまうので、(2週に1回は切ったほうがいいよとにこやかにいつも言われる)
月に一度2000〜4000円かけて髪を切りに行くことに抵抗があったし、本心はどうせそんなに変わらないだろう。であった。

ところがここ最近どういう心境の変化からかかっこいい男になりたいと思うようになっている。これは誰にもバレてはいけない極秘情報なのだが、こっそりとかっこいい男とは?みたいなことを調べまくっている。
どこで調べてもスキンケアと髪型が出てくる。
こ、これはついに美容室に行くしかないのでは?と思い今回潜入してみた。
これで体感そんなに変わらないなと思ったなら僕は永遠によく分からない1000円カットで生きていくことにした。(絶対に怒られてほしい)

結果を先に言ってしまうと、僕はこれからよっぽどのことがない限り、髪をカットすることに3000〜4000円のお金を惜しみなく使ってしまうと思う。最高であった。

詳しくは分からないのだが良い!何かがいい!
まず、髪を切るまでに色々と相談に乗ってくれる。
髪にこだわりがないので髪の悩みをたくさんお話ししたら、
「では、こういうのはいかがでしょうか。」みたいな提案をたくさんしてくれる。
とてもありがたく、たくさん相談して、結局はお任せにさせてもらった。笑

相談に対してすぐに答えが返ってくるのはさすがプロだなと思った。
そして技術も多分、何となく違う。
なんとなくハサミ(?)の音が心地よく感じる。
これもきっとプロの技だ。(?)
1mm単位、いやもっと細かいところまでこだわってくれているのが切ってもらっていて感じた。すごい。

仕上がりもイメージ通りになっていて本当にすごいなと思った。

そしてシャンプーが気持ち良すぎる。
危うく整うところであった。

そんなこんなで大満足な美容院体験になったわけだが、一番驚いたのが、半月くらい経ってもいい感じに髪型が保たれていたことだ。
いつも半月もすると変に伸びてきたなと感じることが多かったのだが、今回は半月経ってもいい感じに保たれている。
凄すぎる。これがおもてなしってことか。
これがアフターケアってやつか。
洗面場が感動に包まれていた。

やっぱりプロってすごい。
プロの基準が何なのか分からないがプロってなんかすごい。
世の中のプロの人たちすごい。かっこいい。

ということでプロって改めてすごいなというエッセイだったのだが、もう少しだけ書きたいことがあったのでもう少しだけお付き合いいただけると幸いです。


プロってすごいって話でしたが、
いや、待てよ。
僕もプロなのではないか?と思った。

何のプロなのか。
コーヒーのプロだ。

自分でプロというのは何となく恥ずかしいが、
美容室のお姉さんが髪を切ることで感動を届けてくれたように、僕もコーヒーを通じて感動を届けなければいけない立場だ。
そう思うと今回の美容室のお姉さんから頂いた感動体験を「プロってなんかすごいな〜」で終わらせてしまうのは勿体無い気がした。
この体験を通じてコーヒーのプロとして活かせることがあるのではないだろうか。
学べる教訓があるのではないか。
いや、絶対にある。

とりあえず「店内のBGMを美容師さんのハサミの音にすること」から始めてみようと思う。


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