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稲作突破法という地域コミュニケーション術

10/23〜24で、長野県の東御市で開催されている天空の芸術際に行って来ました。

現在、茨城県つくばみらい市の古民家で、民宿やレンタルスペースの他、シェアアトリエmiraivaを運営しています。そのmiraivaプロデューサーのまゆちゃぱうぉにかのまゆさんが、天空の芸術際にシンポジウム担当と、空間作りを行なっているとのことで、見に行って来ました。

カヤノさんと一緒に名もない農家の一室を借りて作ったという「空と海の家」

空と海の家にもいろんな人が出入りしていて、素敵な空間となっていました。

話を聞いてみると、稲作をお手伝いしたことがきっかけに、コミュニケーションが円滑になり、信頼度も増したのだという。

その現象を「稲作突破法」と名付けたのだそう。

地方への関心も高まる中で、地域へのとけ込み方というのも話題にあがることが多いトピックなのではないかと思います。

もちろん地域といっても、そこに住むおひとりおひとりは違う人であり、その集まりが地域なのであって、とけ込み方に決まった答えがあるわけではないと思います。

ですが、稲作突破法のように、忙しい時期に、作業のお手伝いを通して共通の体験をするというのは、コミュニケーションを円滑にする上で効果的である気がします。

私は、地域おこし協力隊でもなく、いきなり、はじめての移住者として、つくばみらい市南という農村に来ました。

田舎暮らしや移住がしたいというわけではなく、とりあえず借りられる畑を探していた結果、ご縁があり、畑と古民家をお借りすることができました。

最初は通いながらで、元々移住という意識もなく、正式に挨拶周りなどもせずに活動を開始したので、話しかけてくださる方、様子を見ているだけの方など反応はさまざまでしたが、あまりうまく溶け込んでる感はなく、変な人が来た的な目で見られていたのではないかと思います。

古民家のレンタルスペースや、映画撮影等でちょこちょこ周りの方にご迷惑をおかけしたトラブルもありました。

農家民宿をはじめるにあたって、正式に近隣の方に説明会を行い、そこから徐々に溶け込みつつ、コミュニケーションを深めることができてきているのではないかと思います。

その中でも、稲作突破法のように地域の行事や作業を一緒にやるというのは効果的なんじゃないかなと実感としても感じます。徐々にIT周りの事など頼まれごとをされたり、カラオケ大会に招待いただいたりもするようになりました。

それにしてもまゆさんの1ヶ月足らずでの地域への溶け込み度はすごい・・秘訣として、先生と呼ばれるような人に対してもあだ名をつけたり、タメ語で話したりと、心掛けていることがあるそうです。そういった事を体系的に学ぶと、地域に溶け込む力がつくかもしれません。

天空の芸術際のコンセプトは、「生活は芸術だ」ということですが、稲作で、はざかけをやっている方が多いのが印象でした。後は畳の模様を利用した一之瀬氏の作品や、台風後の自然の脅威が表現された作品が印象的でした。







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