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企業内診断士 子育て中の時間のやりくり

こんにちは、乳幼児子育て中の企業内診断士、三木です。

年初の記事で育休のハードな実情をお話しましたが、そこから半年ほど。
なんとかペースも掴め少しずつ動けるようになってきました。

とはいえ、子供が産まれる前のような働き方かというとそこはまだまだで、診断士活動もある程度セーブしている状態です。
育児スタートの前と後で、時間の使い方について変わったことをまとめてみました。


変化1:育児家事タスクが増えた

まずは単純に、やることが増えたという点です。

現在、私は仕事に復帰(出社と在宅を半々くらい)し、妻は育休を継続中です。私が動けるのは主に仕事の前後と土日祝で、以下のような育児家事を担当しています。

【朝】洗濯&干し、食器格納、子供顔ふき&オムツ替え&保湿、調乳&ミルクやり
 ※在宅時はプラスで、朝寝かしつけ、ゴミ捨て、離乳食食べさせ、など。

【夜】子供保湿、調乳、食器洗い、洗濯物たたみ格納(これらの間に妻が授乳&寝かしつけを担当)
 ※出社日は帰宅時間によってできる範囲が変わります。
 ※在宅時はプラスで、フロ掃除、洗濯物取込、晩飯準備(作り置きレンチン)、子供お風呂入れ、など。

【土日祝】日中のオムツ・調乳&ミルク・あやし、子連れさんぽ、各種掃除、夕食作り置き(1週間分)、など。

それぞれの所要時間は以下の通り。
夫婦で分担しててもなかなかのボリュームがありますね。
【朝】60~90分 【夜】0~60分 【土日祝】3~6時間

なお、上に挙げたルーチンワークのほかに、育児関係の学習・情報収集、育児関係品の調達、各種手続き、保活、その他外出などの時間も費やされています。

変化2:生活スケジュールの制約

生活の中心が子供ですので、一日のスケジュールも子供に合わせて動きます。
子供のために、起床・就寝時間、その間の授乳/食事・昼寝のタイミングなど規則正しく決めてあり、大人の活動もそれに合わせる制約が生じます。

たとえば。
子供の寝る時間が早いため、基本的に家族で夜に外出することはありません。
買い物などに出る際も、子供の授乳/食事の合い間に収めるために、2時間ほどで戻れる所に限られます。
また遠出などで、外出先で授乳/食事をする場合でも、場所(=使いやすい授乳室)やタイミングを計算して予定を組みます。
個人の予定を入れる時も、なるべく子供の活動にぶつからないよう気を付けています。

子育て中の診断士が研究会やイベント等に参加しづらくなるのは、このスケジュールの制約による所が大きいのではないでしょうか。

変化3:時間が共有財産になった

「結婚したら夫婦のお金を1つにまとめる」というのはよく聞く話ですが、時間についても同じことが言えます。

育児・家事が夫婦共有のタスクである以上、それらのための「時間」も、使い方を好き勝手には決められません。
片方が動く時には、必ずもう片方が子供をケアしていることが前提ですので、予定を入れるにもお互いの相談が必要になります。

この感覚は日常のちょっとした時間でもあり、自分が動くときには相手の状況が常に気になります。

仮に夫婦間で育児・家事の作業分担をある程度決めていて、自分の担当作業を済ませている時でも、相手が忙しくしていればヘルプに入るのが当たり前になってきます。

以前は自分のスケジュールだけ確認してポンポンと入れていた用事も、パートナーへの相談がマストとなると、優先順位や重要性等をよくよく考えて選ぶようになりました。

さて、以上のような変化がある中でも、診断士活動などの時間を確保するためには、諸々の策を講じる必要があります。

対策1:処理速度アップとアウトソーシング

まずはシンプルに、育児家事の速度アップです。
子育ても半年以上になると作業的にはだいぶ慣れてきました。
たとえば、当初10分もかかっていたオムツ交換も今では1~2分でサササポンとできますし、掃除や洗濯、料理などの家事も、コツを掴んでタイムを縮められるようになりました。

また洗濯機、冷蔵庫、電子ポットなどの生活家電や、ネットショッピングやデリバリー等も活用し、ちょっとずつではありますが、他のことをする時間を稼いでいます。

対策2:タスク全体の把握

自分の担当作業を終わらせても、パートナーの方でまだ手がまわってない部分があるかもしれません。
直近急ぎではなくても、少し先のことで、今から下準備が必要なタスクが隠れていることもあります(ex.保活など)。

それらが見えていないと、今やるべきことの本当の範囲がわからず、「やってもやっても終わらない」という状態に陥るかもしれません。

「自分だけでなく皆」「今だけでなく先まで」全体を把握し、その中で優先順位を決めることで、効率的な動きができます。

対策3:スキマ時間・ながら時間の活用

まとまった時間がとりづらい状況では、作業の間のスキマ時間や、何かをやりながらの時間もムダにはできません。

たとえば、通勤など移動中の時間は基本として、お湯が沸くのを待つ時間、フロのお湯が抜けるのを待つ時間、洗濯機が止まるまでの時間など、数分くらいでも何かの作業にあてます。
コマ切れのいいとこな時間ですが、メールを返したり資料を読んだりと出来ることはあります。

また、洗い物をしながら資料の構成を考えたり、寝かしつけをしながら仕事のスケジュールを組み立てたり、手を動かす作業中に頭の中で他のことも考えています。
ちなみに不思議なもので、自由な時よりもこういう“ながら”の方が、頭が上手くまわるような気もします。

対策4:やめる・制限する

やることの優先順位を決めて、重要・緊急でないものからカットしていくやつですね。

趣味や飲み会は真っ先に削られる対象として(涙。。)、研究会や実務などの診断士活動もある程度セーブせざるを得ません。
不義理してしまっていたり、心苦しいところもありますが、長い目でみて自分がやりたいこと・必要なことを整理するための機会と捉えて、しっかり考えたいと思います。

以上な具合に、コツコツ調整しながら時間をやりくりしている今日この頃です。

なお、ここまで読むとかなり追い詰められた状態に思えてきますが、それなりにまとまった活動時間の確保や、息抜きもしながら過ごしていますので今のところは大丈夫です。(そして子供はモーレツに可愛い)

同じように子育てしながらも、よりアグレッシブに活躍されている方は沢山おられます。
育児・家事を抜かりなく進めながら、仕事と診断士活動(と、趣味や飲み会も・・・)をどうやって両立し広げるか、目下の課題として取り組んでいきます。


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