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案件後の振り返りとしてやっておきたいこと

12月21日は、事業再構築補助金の第4回募集の締め切り日でした。
申請のご支援をされていた方々は、ようやくホッとしている頃かと思います。一息つきたいところですが…、まだ体が温まっているうちにぜひ、案件の振り返りをやっておくといいですね。

■思ったことをメモ

まずは一人ブレストのような感じで、案件中に思ったこと・気づいたことなどバーッと書き出します。

長いプロジェクトだと「最初の頃のこととか忘れちゃったよ」と言いそうですが、案件の資料を見返しながら、プロジェクトの始まりから時系列で辿ってみると、その時々のトピックがわりと頭に浮かんできます。

特に「良かったこと」「改善したいこと」が多く出てくるといいですね。

たとえば自分が最近出してたこととしては、
「〆切には間に合ったとはいえ、もっとちゃんとスケジュール立てて、関係者で状況を共有しながら進めたらよかった」
「土日に一気に進めるのではなく、平日の夜や移動中などスキマ時間を使って、30分でも10分ずつでも進めるべきだった」
などでした。
※まあ良かったことよりも反省点の方がだんぜん多いですね。。

ちなみに、プロジェクトの話を研究会などで発表するとより効果的です。
人に話すために、材料を書き出し、取捨選択し、ポイントを明確にして、発表資料の形にまとめることで、自分の中で留めておくだけよりも深い振り返りができます。

■やれなかったことを深掘りする

企業診断の案件は、その業界や業種についてたくさんの情報に触れる機会となります。
専門用語や業界の慣習・ノウハウなど、わからないことが出てきたら随時調べますが、プロジェクトが終わるまでに調べきれないこともあります。
それらを案件後の時間を使って、あらためて深掘りして学ぶのもアリです。

私が所属している、ある業界(仮に仏具業界としておきます)専門の研究会で、仏具小売店の経営診断をしたことがありました。

診断自体はまずまずで終わりましたが、同時に自分たちが仏具小売業の経営を良くするための提案力がまだまだ足りていないことに気づかされました。
そこで「仏壇のトレンド」「WEBサイト・SNS活用」「ネット販売」「店舗レイアウト」「在庫管理」など仏具店の経営トピックを、毎月の定例会のテーマとして各自調べて発表することにして、現在も続けています。

と、いった形で深掘り方法などもあります。

■関係者からフィードバックをもらう

自分で考えるだけだとやはり限界があるので、案件を一緒に担当したメンバーや、できれば社長さんから率直な感想などを貰えるといいですね。

「うまく段取りできなかったなー」と思っててもメンバーから「おかげでスムーズに進んだ」と言われて自信になるようなこともありますし、提案した中でリアルに響いたポイントを社長さんから聞いて今後の方向性に役立てるなんてこともできます。

以上、案件後の振り返りとしてやっておきたいことでした。
ついつい「時間ができた時にでもやるかー」と考えがちですが、記憶の新しいうちにエイヤ!と一気にやっておきましょう(自戒…)。

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