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IN MY LIFE vol.1


こんにちは。
予想通りお久しぶりになってしまいました。


さて、今回はこれまでのことなどを自己紹介を兼ねて整理していこうかなと思います。

飽きずにお付き合いいただきましたら幸いです。


北九州から東京へ


こむぎちゃん

上京してきたところからにします。

現在は飲食業をメインで活動させていただいているのですが、ビジネスのスタートはペットショップです。

動物専門学校を卒業してトリマーとして地元福岡で勤務を開始しました。
当時まさにペットブーム真っ只中で(ちょうどアイフルのチワワのCMの時期かな)、埼玉県川口市に進出するとのことで、実家暮らしで身軽そうな私に異動辞令が出たことが上京のきっかけです。
(東京への憧れ、新しいことへの憧れも強かったので喜んで了承しました。)

新店舗で約3年間店長として、仕入や販売、トリマーなどの店舗運営全般を担当しました。
空前のペットブームのおかげもあり業績は驚くほど良好で、個人販売成績もよく、お客様から大変人気があったと自負してます。

今考えるとまさにこの店舗が、目指している地域密着ビジネスの基礎になった気がします。

当時、意識していたことは専門的知識の向上、有益な情報の取得、お客様のことを考えた接客と行動。そして約束は必ず守る。
今でもあまり変わりません。

ペットショップは生体販売店でしたので、
「よく生き物を販売できますね?」
と質問があったのですが、当時は販売しているというより犬との暮らしの素晴らしさを提案している思ってましたので、ストレスなどは全くなかったです。
(最終的には売れ残りを6頭買取し実家に送ることになったのですが…その話はまたの機会で)

飲食業とペットショップは業種こそ全く違いますが、お客様との距離感などビジネスとしては相通じることは多いですね。

その後、ペットショップ事業で独立したいと邁進していた矢先、ふと待ち合わせに入ったスターバックスに衝撃をうけ、カフェ業界に足を踏み入れることになります。

カフェを知るきっかけ

初めてスターバックスに行ったことは今でも鮮明に覚えております。
待ち合わせでの利用でした。おしゃれすぎて店舗に入るのがとても恥ずかしかったです。
もちろんスタバのことなんてなんにも知らないし、ましてやカフェなんて入ったこともない。コーヒーといえば缶コーヒーでジョージアのロング缶(超甘い)しか飲めなかったです…笑

本当になんにも知らな過ぎてこわいです。

注文の仕方、サイズの呼び方何もかもが初めてでした。
店員さんのおすすめ「キャラメルマキアート」を注文。

飲んでみると「なにこれ?!」「なんておいしいんだ!」とびっくりしました。
店内はめっちゃおしゃれで綺麗でカッコいい。
店員さんの対応も洗練されており素敵です。
居心地のよさなど全てに感動し、まさに人生を変えた経験でした。

その後、通勤時に毎日通うようになってました。
完全なファンですね。

当時、ペット業界の信用度の低さや閉鎖的な環境に疑問をもつようになっていた最中に、皆に愛されてるスターバックスの空間、商品、接客全てに感動し衝撃をうけました。
そして自らの知識、能力、経験全てが不足し劣っていると感じました。
このスターバックスの空間をペット業界で取り入れることができたら、前例がないすごいお店を作ることができるんじゃないかと思い興奮いたしました。

そんなこんなでどのようにすれば、スターバックスのクオリティまで自分を成長させることができるのかと色々悩んでいた頃に、取引先のペット用品卸業の社長さんの一言で人生が大きく変化したのです。

その社長さんに何気なく、スターバックスでの出来事、そして現在考えていることを伝えてみたところ、

「ペット業界で働いている人間は他の業界では通用しない」
「世の中舐めるな、お前になんかなにもできるわけがない」

と全否定されたのです。

今考えれば、なぜ何十年もペット業界しか知らない人に言われなきゃいけないのとか思うのですが笑…

でも振り返れば、あの時のあの一言があったから今があると思うし本当に感謝してます。確かにお客様やオーナーにチヤホヤされて調子に乗っていました。

そして絶対見返してやるという想いと、犬を飼われてない方も入りやすいドッグカフェを作るためにと決意を固め転職を決意したのです。

情熱と体力だけ

まずはもちろん憧れのスターバックスを第一に転職は考えたのですが、シンプルに言うとビビりました。
だってですよ、他では通用しないと言われた後に憧れのカフェに転職なんて自信なかったです。


そしてモジモジ考えているところに、同じシアトル系コーヒーショップのタリーズ コーヒー日本法人創業者の著書と出会ったのです。
情熱があればなんとかなる的な感じの本で、完全に酔狂してしまいました。


求人を探してみると、運命的と思えるタイミングで日本最大級の大学病院内での募集があり、しかも病院内での出店は日本初ということで注目の店舗の募集でした。

病院内であれば、ゆったりとお客様に寄り添った接客が学べると思い、これだ!ここしかないと応募したのでした。

面接では飲食業やカフェでの経験がないので溢れんばかりの情熱をお伝えし、ほんとに運よく(奇跡!!)未経験でマネージャー採用していただいたのです。
が、そこからが試練の連続でした。

完全にあまかったです。

スタッフ20名強のリーダーにいきなりなったのです。しかしながら完全に実力不足!マネジメントなんてもってのほか。出来るわけないです。
スタッフの指導もしたことがなければ、飲食業での経験もない。病院という特殊な環境もなめてました。
スタッフには、逆に教えていただいてばかり…。絵に描いたような”つかえない”マネージャーです。

創業者の本に記載されていた情熱と体力だけでなんとかなると思ってました…

そこからマネージャーになるべく2ケ月間の本部研修が始まり、受験生のように寝る間を惜しんでコーヒーの知識や店舗運営のことを猛勉強しました。時間を見つけてはノートをもって様々なカフェへ行きました。その店舗の良いところを記入して、すぐにできることは全て実践しました。その時のことはとてもよい経験です。

全てではないですがペットショップ時での接客クオリティ(ほぼ自己流)では、総合的に通用しなかったです。
なんとか無事に研修もクリアできましたが、本当のスタートはここからでした。

早速、新米マネージャーとして意気揚々と店舗に入りましたが、
外来4000人/日、病床数も半端ない大学病院、お客様数も尋常ではございません。
安定したクオリティコントロールはもちろん、常時8名〜でのオペレーションを統括する必要がございます。各ポジションの役割を決め、滞っているところを見極めて円滑に、そして病院という場所柄クールに店舗を運営する必要があります。
お客様は体を壊して不安を抱えてらっしゃる患者様やそのご家族、大忙しのドクターや病院職員などです。お客様へ寄り添ったきめ細かな接客を求められられます。そのためスタッフへの指導は細部にわたり、油断すると瞬く間にお店は崩壊いたします。
しかし忙しいだけだとスタッフはすぐ離職するため、自分なりに考え、やりがいや目標を共有し楽しみを見出そうとするのですが、上手くいくことは難しく最初の頃はいつも人員不足でした。

しかも、日本初の病院内店舗ということで大注目でしたので、会社からのプレッシャーは非常に強かったです。
しかもしかも、通常オペレーションだけでも必死なのに、店舗内での焼きたてパン販売店舗として、パン作成も行っておりました。

おかげさまで某大手パンメーカー様での技術研修もみっちりとさせていただいたり、店舗にパン職人さんが定期的に指導にきてくださったりして、大変貴重な経験をさせていただきました。ベイカーとしての現在の事業のきっかけとなっております。

焼きたてパンは既存アイテムとの兼ね合いも考えながら、店舗独自で販売方法の立案や、告知、イベント企画、新商品開発、ポスター作成などもしないといけないこともあり、余裕などなく日々忙殺されてました。

そんな環境で数年勤務し、なんとダメマネージャーだった私が、当時500店舗ほどの中から年に一度発表の最優秀店舗賞を受賞できたのです。スタッフの皆様のおかげではございますがまさに集大成のような実感でした。

結果10数年在籍し、マネージャーや複数店舗の管理など勤めさせていただきました。
悩み、考え、相談しながら売上を追ったこと、バリスタコンテスト出場やコーヒースクール講師など、この経験が今日の人生で大きな財産となっており、仕事に対してのアイデンティティが確立したような気がします。


私生活では憧れの海近生活をしたく川口から大好きな茅ヶ崎に引越しをしました。

引越前に思い浮かべた憧れの生活といえば、毎朝出勤前にサーフィンしてビーチで愛犬と散歩、大好きなコーヒーを仕事に、そんな暮らしを楽しみながら子育てをするでした。

が、、、


さらに長くなりそうですのでまた次回にします。


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