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僕らの現国第三回

 第七波で大変な状況が続いていますが、そのような状況をまったく無視したかのように世の中は進んでいるようです。そろそろ八月、先の戦争の末期にも、戦況とは全く異なる状況を、まるで連戦連勝しているかのように報道していたということですが、今もそのような状況なのでしょうか。医療の最前線にかかわる中で、目の前でおこっている現実と、世の中の人々との間の乖離に苦しむ日々がつづいています。この先どうなるかはあとで結論がでることでしょう。僕らはただ目の前にあることに取り組むしかありません。

 そんな中、なんとかスキマ時間をみつけて僕らの現国第三回を行いました。ちょっと前の呼びかけでしたが、なんと二人がそれに呼応してくれて、いつもの菅野さんに加えて、四人で語り合いました。
 お題は、堀江敏幸さんの「平たい船のある風景」 in オールドレンズの神のもとで。

 ちょっとしらべてみたら、掲載されたスーモのHousingの文章が全文こちらから読めました。

こちらは写真もあって、文章をより立体的に感じます。

堀江さんの作品は入試問題としてよく使われています。有名な話では、センター試験に出題されて、その状況を堀江さんが試験監督をしながら受験生が自分の書いた文章で構成されている問題を解いているのを眺めていたというものがありますが、本作品も2020年の都立国分寺高校で出題されていたようです。

https://www.metro.ed.jp/kokubunji-h/site/zen/content/200000232.pdf

 しかし、なかなか難しい問題です…

 さてそんなわけで、僕らの現国 第三回の模様はこんな感じでした。


今回初参加の河野さん、江口さん、ありがとうございました。

二人で話すのもよいですが、大勢で話すと、やはり楽しいですね。

コロナ禍でギスギスしている中、たっぷり癒されました。

さて、次は満を持して(いつも満を持しているような気がしますが…)森絵都作品を取り上げる予定です。

 森絵都さん、言わずと知れた大人気の直木賞作家。児童文学からそのキャリアがスタートしていますが、今はさまざまな作品を発表されています。代表作は、「カラフル」「クラスメイツ」「風に舞い上がるビニールシート」「みかづき」、といったところでしょうか。

 短編にもいろいろいいものがありますが、次回のお題はこちらの短編集「漁師の愛人」の中から、プリン三部作(どんな三部作じゃ)の一つ、「ア・ラ・モード」をチョイスしました。

と、いうことで。どんな感じになるか楽しみです。

まだまだこのシリーズは続く予定です。

ではまた。



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