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ひとまずセミナーは終わり、次はどこへ向かうのか


セミナーは無事終わる

 連休初日のセミナー講演、本当は別のPCから講演をする予定だったのだけれど、なんだかZOOMがうまく動かず、というかログインができなくなってしまったので急遽自宅のPCから講演をする羽目に。このくらいのトラブルは事前に想定済みではあったのだけれど、せっかく準備万端で落ち着いた雰囲気での講演をやろうと満を持していたのに、結局いつものオンライン会議的な雰囲気で実施することになってしまった。まあ、音声トラブルも回線トラブルもなかったのでまあよしとしよう。

 事前のリハーサルではだいぶ時間が余ったんだけれど、当日はそんな小さなトラブルなどもあったり、途中で自分が若干息切れしてショートブレイクなどを入れたりしたので予定よりは少し長めになってしまった。それでも15分くらい時間も余ったし、質疑応答をしてもまだ時間があったので余裕をもって終了した。実は最後にクロージング動画を用意していたのだけど、講演が無事終わったのですっかりそのことを忘れてしまい終了してしまった。まあ、時間が余ったら流そうと思っていたものなので、なくても別に構わないのだけど、せっかく準備したのに残念。

 終わったあとは聴衆の反応が見えないオンライン講演はやっぱり慣れないなあ、と思ったけれど、そういえばリアル講演だっていまだに慣れないのだからおんなじか、と思う。とにかく、当日午前中から他の講師のセミナーをライブ聴講していて、それはそれなりに楽しかったというか役に立ったのだけれど、やっぱり自分の話における明後日の方向感を強く感じてしまったのであった。まあいいか。

 ということで勢いよく講演を終えてとりあえずホッとしたと同時に、翌日の連休をはじめ月末の仕事が押せ押せとなってしまい、いろいろな準備はなかなか終わらずにすぎる。そんな中、何人かの出席者の方々からちらほらフィードバックが来る。こういうものはネガティブなフィードバックは自分で相当探さないともらえないので、割り引いて受け止めないといけないということを頭ではわかっているものの、思ったよりも好評だったようだし、自分のメッセージを必要にしてくれている一部の人たちには届いたようで、とりあえずホッとする。世の中にはそういうメッセージを必要としない人たちもいっぱいいるかもしれないけど、僕はそうじゃない後ろ半分の人たちにむけて話を準備していたので、こういう形で終焉を告げることとなったこの数か月の準備は、まあ全くの無駄ではなかったのだ、と思う。

その後の日々、そして2021年の9月が終わる

 セミナーの後も久しぶりにいろんな人と話はしたけれどなんだか抜け殻のようになってしまい、なかなか仕事もはかどらない。それにちょっと他の切羽詰まった仕事にかかわっていたこともあり、このNoteの記事も含めまったく進まず、最低限しなければならないことだけを進める感じ。ただ、準備をしている間は第五波がきつかった時で、それがまるで嘘のようにぐんぐん感染状況が良くなっていったので気持ち的には楽だ。やっぱりあの頃はなんだかみんながちょっとおかしくなっていたんだな、と思う。

 正直どうしてそんなに改善しているのかは誰にもわからないようだ。毎日毎日なぜか知らないけれどどんどん感染者数は減るし、外来の陽性患者もほとんどいなくなってきた。7月・8月のピリピリ感はなくなってくる。残務整理をしながらとにかく次のステップを踏まないと、と思いながらもシルバーウィークもあってなかなか手が付けられない。お世話になった各所へお礼と連絡をバタバタとしているうちに、事務局からオンデマンド用のレクチャー動画が送られてきた。本当は見たくなかったけれど一応人様に見ていただくものなので、責任上確認をしないといけないので見てみる。自分のことだから客観的な評価は下せないのだけれど、まあ齟齬はないようだし、とにかく僕は何かを公的に発表するときに自分に課しているルールである「読んだ人や見た人を傷つけない」という基準はクリアしているようなので事務局に「これで大丈夫です」とOKを出す。これで今回のセミナーに関する僕の小さな旅はひと段落。でも、セミナーの中で「いずれ全編はどこかで公開します」と宣言してしまったし、自分で自分に大きな宿題を出してしまったことにここでようやく気が付く(遅いって)。

 というわけで、いつの間に総理大臣(まだ自民党総裁だけど)も変わることになり、緊急事態宣言も終わることになり、カレンダーの残り日々もなくなっていき、そんなふうにあわただしかった僕の2021年の9月は終わりを告げたのであった。これからどこにいこう。

As my memory rests
But never forgets what I lost...

(まだ続く、と思う…)


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