マガジンのカバー画像

創造と破壊(詞、短文、フィクション)

62
主に詩や短文、フィクションなど書き連ねています
運営しているクリエイター

#人生

後悔ではない

数年前にあるアーティストの楽曲依頼を受けた じつはとても好きなアーティストで、事実こちらの作品に参加オファーしたこともあったが、諸事情で断られた。 そんな過去はしかしどうでもよくて、このひとに曲を書けるチャンスがあることに嬉々とした。 直感や感情その他使えるもの全てを投じて自分の中のセンチメンタル且つ変則なピアノバラッドのデモを生み出した。 そしてとても気に入った。 この依頼の背景には別のプロデューサーの存在があり、その方を信頼もしていた。そして僕の仕事は曲の提供のみ。 そし

個と力

タイミングの問題なので、あまり縁起とかにこじつけて良いほうにも悪いほうにも受け取らないようにしているが、元旦そうそうあまり良いことが起きない。早くも前言撤回するようでさらに気持ち悪いが、しかし、その起きたことによって考えさせらるキッカケになることはままある。 それが暗示とか啓示とかの類でなくとも何かを考えはじめることを助けることには違いない。 今回の場合は「個」ということ。 どれだけローンウルフを気取っても人間はなかなか単独で行きてゆくのが難しい動物。特に現代社会ではまった

2021 HNY

楽しんでるやつには勝てない 楽しんでるやつには勝てないよ 楽しくしようと努力してるやつもいい 気が遠くなるほど辛いこと楽しさに変えてる猛者もいる 楽しくないなら楽しいと思う場所へ移動しろよ 同じ字でも、楽しいと楽(らく)は意味がちがうぜ らくをとるなら真の楽しさはあきらめなよ そこのお前だよ、文句と言い訳の前に心臓に耳でも当てて何が一番楽しいか聞いてみろ 魂が腐っていくのにかかる時間はそう長くはないぜ そう、そんなひまは俺らにはない おれは先にいく

人生と社会(世界)

この数週間で人生と社会について深く考えさせられる書物、友人からの話、出来事などに多く触れた。 全てに共通しているのは「変化しなきゃ」というテーマ。 社会全体が抱える大きな問題も実際には一個人が変化し始めなければ変えることなど永遠に出来ない。 誰も予測できなかったほどの加速度で変わっていく、テクノロジーを中心にした現代社会で、結局は人の心の有り様が全てを前向きに変える 唯一の武器だということを思い、知る。 心を追いつかせないと、なのだ。 しかしながら人の心をテクノロ

言葉にまつわる自由、

フォーマルに言っても平たく言っても 恩人と呼ぶべき方の受け持つ雑誌の対談コーナーに招かれた。 聴く音楽も趣味も結構違うし、人生のステージや立ち位置も違う。 何かで共鳴、共感しているのは明らかなのに、ハッキリと言語化出来ないままかなり長い間お世話になりっぱなしだ。そして心の中で、しかしハッキリと勝手に恩を返そうと誓願している。形はまだ分からないけど、自己満足かも知れないけれど達成するだろう。 インタビューの間じゅう僕と彼との共通点を考えていた。そこから何でもって共鳴、共感

アーカイブ#01 "12.18.2018"

写真のデータから2008年12月18日、要するに10年前の今日の撮ったもの。 恐らく早めの時間自宅で時間を過ごし何かしらのプライベートなパーティーぽいことのために外出した。 本当はこの後にいろんな写真があって、その中には自分を含む楽しげな光景が展開されている。でもその中に若くしてこの世を去った友人が写っていて載せる気にならない。 人生の長さや内容が平等かどうかは個々の物差しで変わる、しかし死は平等にいつか必ず皆にやってくる。 悔いのない人生とは何なのだろうか。 突然やってくれ