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『幸せな障がい者』/諸葛彬氏講演会@浦安南高等学校

現在、シャイニングアークス東京ベイ浦安のアシスタントリクルーターとして活動する諸葛彬(ジェガル・ビン)氏。元々は韓国出身のラグビー選手で、2014年にプロラグビー選手としてシャイニングアークス入部。CTBとして活躍。しかし、2016年10月9日の公式戦試合中に脳梗塞を発症し、2年以上のリハビリ療養期間を経て、障がいは残りながらも現職として職場復帰。その傍ら、若い人たちにより良い人生を歩んでもらいたいという思いから、自らの経験を伝える講演活動を続けています。

今回は千葉県立浦安南高等学校の「道徳」特別授業として、オンラインではなく、実際に1,2年生約100人の生徒さんたちに体育館に集まってもらっての講演となりました。

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誰かの役に立ちたい思いから

初めての対面となる生徒さんたちを前に、諸葛 彬氏、通称ビンさん(以後、ビンさん)は、ゆっくりと自分の生い立ちから話し始めます。

母と二人暮らしで貧しかった頃のエピソードからラグビーとの出会い、そして韓国ラグビー界で頭角を表すまで。飾ることなく朴訥と語りかけるビンさんに、段々と生徒さんたちも真剣に向かいあっていきます。

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そして、運命の試合

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2014年にシャイニングアークス入部以来、CTBとして着実に成長を遂げてきました。しかし試合出場を続けるために、自分の体に無理をかけていたところもあったかもしれません。2016年10月9日の公式戦試合中に脳梗塞を発症し、選手生命が絶たれてしまいます。

そして、そこから2年以上に及ぶ長い長いリハビリ生活が始まります。

思いもよらない話の展開に、生徒さんたちの表情が変わっていきます。

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諦めずに前を向いて進むこと

ビンさんは、自分の回復具合を異常なことだと言います。それは脳梗塞発症から意識を取り戻してしばらくした頃、医者から選手としてもう一度活動することはおろか、歩くことも諦めるように言われていたからです。

また、回復に至るまで、周りのさまざまな人からの励ましや応援があったからこそ、ここまで回復できたと感じています。

そういう気持ちを込めて、自分を「幸せな障がい者」と呼んでいます。

「思いもよらないことが起こってもずっと諦めなかった結果は、周りの人の想像を超える異常な結果になりました。皆さんには、それぞれ自分の夢があると思います。それを諦めずに頑張ってください。いまを一番大事に思って、やっていってほしいです。前だけ見て、いまを後悔しないように1秒1秒、頑張っていってください。これが私の伝えたいことです。ありがとうございます」

生徒さんたちに向かってこう語り、ビンさんは講演を終えました。

※ビンさんこと諸葛 彬アシスタントリクルーターは、さまざまな不安や悩みを持つ若い人たちに希望を持ってもらうために講演を行なっています。ご希望の方はチームまでお気軽にご連絡ください。


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