「自粛はもう嫌だ」という思いから改めて考える


“自粛”という言葉から考えたい3つのこと

新型コロナウイルスの流行から早くも4ヶ月を迎えた。
11月下旬には武漢で原因不明のウイルスが発生していたとも言われるから、そこから考えれば半年の時間が経ったとも言える。

毎日のように聞き、多くのひとが拘束を余儀なくされている“自粛”

聞くのも嫌だ、縛られてイライラする、早く自粛を解除してという声も聞こえてくる

正直私ももう疲れた。自粛しているだけなのに疲れた。心も体も。心の疲労の方が強いが。


2月に一斉休校が始まり、
3月は自粛ムードが広がった月、
4月は緊急事態宣言発令による大規模な自粛要請と、
一見そろそろコロナが治ってもいいようにも思えるが、そう上手く言っていないのが現実である。

コロナ疲れ、自粛疲れ、未来の明るさが見えない、ストレスがたまる一方。
こんなドンよりとした今だからこそ、改めて基本的な3つを整理していきたい。

これがどんな効果をもたらすかわからない。
ただ、繰り返し考えることこそが自粛を継続し、コロナに打ち勝つメンタル面での唯一の方法だと信じて綴る。


1.大切な人の命を守る

自粛をすれば、外出が減り、人との接触が減る。
そうすれば、当然感染の規模を小さくできる。

新型コロナウイルスの特徴は、感染しても症状に出ない人がいる点だ。
そのような人は、無自覚で外に出てウイルスを広げる。
移された方も無発症ならば良いが、高齢者や持病人、最近では若者までもが症状を発症し、病床から起き上がれない例も出ている。

あなたがたとえ無症状でも、あなたに移された人はそうはいかない。
だからあなたは可能な限り自粛をし、感染防止に努める必要がある。


「私は感染しない、大丈夫」と言っている愚者にはっきりと言おう。

「私は感染するかもしれない。ただ無発症かもしれない」と認識を改めるべきだ。

そして、「無発症でも人に移す」「移った人は発症するかもしれない」と自覚せよ。

あなたの傲慢なナルシシズムは、他者を死に至らせる種になるのだ。

では、あなたが取るべき行動は。


自粛をすることしかない。
自粛をしても感染する時はするだろう。
でも、自粛をして感染の可能性が低いのと、自粛せずに可能性が高くなるの、どっちがいいか。当然前者だ。

自粛は感染拡大を防ぐ。
感染を防ぐことは、命を守ることに直結する。

仮にあなたが感染をしたとして、移す可能性があるのは誰か。
日本の裏側にいるブラジル人?感染源の中国人?
いや、違う。
答えは、あなたの身近にいる人。
家族や愛する人たち。

あなたの自粛は、あなたの愛する人の命を守る。


(この記事は、数回に渡って掲載します)