アジケの日報に感じた、リモート環境下でも組織文化が醸成される「仕組み作り」
こんにちは。UXデザイナーのはまちです。
私は今年の5月にアジケに入社したのですが、選考時も全てリモート、そして入社後も、世の中の状況に応じてフルリモート、もしくはリモートと出社のハイブリッドというスタイルで働かせて頂いています。
前職でも基本的にフルリモート勤務だったので、こういった環境には慣れていたのですが、入社してから「これって良い仕組みだな!」と思ったことがありました。
それが、アジケで導入されている「日報の仕組み」です。
今回は、なぜその仕組みが良いと思ったのか、3つの観点から書いていこうと思います。
アジケの日報の概要
本題に入る前に、まずはアジケの日報の概要をご紹介したいと思います。
日々の日報は、以下のテンプレートに沿って書いていきます。
ツールはScrapboxを使っていて、社員であれば誰でも見ることができ、誰でも好きな箇所にコメントを書くことができます。
Scrapboxについてはエンジニアの峯さんが分かりやすく書いています!
それでは、本題に入りましょう。
1. 「 『知る』 から『わかる』への橋渡し」をする役割
日報の目的は、チームのマネジメントをしている上司への報告であったり、リモートワーク下での業務内容の可視化だったりするわけですが、毎日テンプレートに沿って日報を書く中で、改めて実感したことがありました。
それは、この日報を書くことが、人が能力を獲得するために必ず通ることになる、「知る」から「わかる」というステージへの橋渡しをしているということです。
「知る」と「分かる」の違いは、「それが起こったという事実『What』を知っているだけ」か「事実『What』だけでなく、どうやってそれが起こったのか『How』も含めて理解している」かどうかであると思っています。
日報は、日々繰り返す「1日を振り返り、明日のタスクを整理し、所感を書く」という一連の言語化プロセスを通して、今日の仕事で得た学びを、ただの「What」から、より再現性のある「What + How」へと導くサポートをしてくれている、ということを改めて感じました。
例え、所感で書いた内容が自分自身の反省でも、「この人のここが参考になった!」といったことであっても、その言語化プロセスを踏むことで、確実に今日の気づきが、より再現性のある「What + How」へと変化していると思います。
別の言い方をすると、「わかる」の次のステージである、「できる」へ進むための設計図を持っている状態に導いてくれる、ということも出来ますね。
こうやって考えると、日々のルーティンにこの言語化プロセスを導入することは、とても良い仕組みだと思っています。
下の記事が分かりやすく能力開発のステップについて説明しています!
2. 「個がつながる場」としての役割
冒頭で書いたように、アジケの日報は、社員であれば誰でも見ることができ、誰でも好きな箇所にコメントを書くことができます。
そういった特性から、日報を通して、それぞれのメンバーが今やっていることや、考えていること、またその人の人柄が少し垣間見えたりもして、他のメンバーの日報を見ていると結構楽しかったりします。
また、たまに日報上でコメントが盛り上がったりと、「ちょっとしたコミュニケーションの場」という役割も担っています。
この日は楽天銀行の支店名の話で盛り上がりました
リモートワーク環境下でも、こういった透明性のあるプラットフォームがあることで「ちょっとした社員同士のつながり」を感じることができるので、良い仕組みだなと感じています。
3. 「アジケの味気度が上がる場」としての役割
そして、日報の最後にある項目が、最近みつけた「味気あるな〜」という、なんとも特徴的な項目です。笑
入社した当初は、純粋に「自分にとって『味気ある』ってなんだろな〜」と考えながらコメントを書いていましたが、そのプロセスを繰り返す中で、日々自分にとっての「味気ある」の言語化が進んでいることに気づきました。
アジケはMission statement の中に「味気ある世の中の創造」を掲げています。
ただ、いきなり「味気ある世の中を創造する」という究極のビジョンに面と向かっても、自分自身にとっての「味気ある」のイメージが無い限り、具体的な行動は中々思いつかないものです..
そういった中、メンバーそれぞれにとっての「味気ある」を意識するきっかけができ、それぞれの「味気ある」が蓄積されていくことで、自ずと組織としての動きが「味気あるもの」になっているのではないかな〜と感じました。
現に、入社してからまだ数ヶ月ですが、皆さんと接していて人間味のあるというか、温かみのあるというか、そんな組織だな〜と感じています。
そういった意味で、特徴的な日報のこの項目は「アジケの味気度を上げる」という役割も果たしているのではないかと思い、良い仕組みだなと感じています。
「仕組み作り」と「土壌作り」の往来
いかがでしたでしょうか?たぶん日報について長々と語り過ぎましたね。笑
とはいえ、毎日の行動の一部となる日報にこういった工夫がされていることは、特にリモートワークが当たり前となった今、個の成長の場、個々がつながる場、そして組織文化が醸成される場を作るという意味で、実際よい仕組みだと思っています。
ただ、こういった「よい仕組み」が成り立つのは、前提として例えば組織の心理的安全性が高い等、「よい土壌」があってこそのことだと思っています。
そういう意味で、「よい仕組み」と「よい仕組みが成り立つ土壌」というのは実際、何度も双方の往来を繰り返し、改善をしながら出来上がっていくのだと思っています。
現在アジケはデザインの対象を広げ、「仕組み」そのものの創出、「仕組みのデザイン」に取り組んでます。
私自身も「仕組みのデザイン」を行う一人のデザイナーとして、これからも日々様々な仕組みに学びながら、お客様と共に「仕組み作り」と「土壌作り」の往来を粘り強く繰り返していきたいと思います!
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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