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友人の展覧会

タジマックスさんの個展と、因幡くん、山本雄教くんが出品している展覧会を観てきた。

タジマックスさんは写真家で映像クリエーター。今回はお花が枯れ間際の刹那をモノクロで撮影した作品が中心。枯れ間際だけど、何故だか妖艶で、生命感溢れる姿として写されている姿がとても美しかったのと、作品としての完成度が素晴らしかった。


因幡くんの作品は、色々なオジサンを描いた作品。
この作品を描いているときに、丁度コロナになっちゃって、たまたま絵のテーマと重なったんだそうな。
そう言う偶然、引き寄せられるのって、作家としては所謂持ってるって事なんだと思う。
モチーフのキモカワイさと、描き方の巧みさのコントラストが心地よかった。


山本くんの作品。
一見、何も描いていない画面だけど、そこにはヒッチで絵が描かれている。
日本絵画の特徴の一つとしての、「間」をテーマの中心地して描かれている。
描かずして絵を完成させるという、現代アートの文脈も意識した作品だと考える。
山本くん日本画出身だが、これまでの日本画に対しての挑戦的な視点による表現にも考えられて、絵を通して、色々と考えるのが面白い作品。


既存の概念に対して、疑問を投げかけ、提案して、新たなカタチを造ろうとしている表現が好きだ。
自分も来週から栃木県立美術館で日本画のゆくえ展ってのが開催されるけど、そこでの作品は、そういった挑戦的な作品も出品しています。
皆さま是非。

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