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20代後半に「海外で働く」を目指したときの選択肢。

僕は25歳の時に地元の大手自動車メーカーを退職した。子供のころからの海外への憧れを漠然と抱えていて、急にその熱が高まったからだ。

会社を辞めた後はシドニーへ半年間の語学留学へ行き、「働く自信はないけど生活と旅行できる自信」を身に着けて帰国。アルバイトをしながら約1年はギャップイヤーと称して海外旅行をしてきた。

そして27歳。そろそろ働きだしたい…と思い始めた。そしていまだに抱えていた海外生活への憧れ。そんな憧れは当然、先進国に向けたものだ。キラキラした生活や輝かしいキャリアを夢見ていた。
そして、短いなりにも英語を勉強してきた。なので英語圏で生活したいと考えた。

考えた候補と結果

まず、国際協力の入口になるNPO・NGO。
気になったのは派遣先や対象は発展途上国で、給料も明確でなく不安がある。少々暴論だが、ボランティアを専業にはできないと思った。(最近はそうでもないことを知ったがやはり明確でないなという印象)
NPO(Non Profit ...)でどうやって生計立てるの?って言う…。ひどすぎる考えを持っていた。ホントスイマセン…。

そのときに引き付けられたのが在外公館派遣員制度
世界各国にある在外日本大使館・総領事館で働くというもの。派遣国は途上国も含むが先進国も多く含まれる。私が応募するときはアメリカからの求人も多くニューヨークやシカゴ、ロサンゼルス、さらにイギリスやカナダからの求人もあった。給与も公務員に肩を並べるもので手当も手厚い。
とはいえもちろん求人数は多くなく狭き門である。私の語学力も不安が多いし、選考も年2回だ。何回も受けるほどノンビリも出来ない。実際に受験した感じでは10倍に満たない程度の倍率だったように思った。
在外公館派遣員制度についてはこちら
在外公館派遣員制度の受験体験記事はこちら

そこで次の候補に出てきたのは青年海外協力隊だ。
ここまで読んでくれた方は気付くだろうと思う。発展途上国にしか派遣されない、さらに一般にボランティアと言われるこの制度がなぜ候補になるのだろうか。私が候補に挙げた理由は、この二つに尽きる。

・必ず合格できるという自信があったから
・金銭面でのサポートが整っていること

青年海外協力隊についてはこちら

長くなるので詳細は次の記事に引き継ぐことにするが、在外公館派遣員制度と青年海外協力隊を2016年の春募集時に同時受験をして、合格は青年海外協力隊となった。
協力隊の合格にはすべて満足いく内容となった。

そして2017年3月末、29歳を数か月先に控えた私は南アフリカへ派遣された。そして今に至る。

そして30代の進路を考える…。

当時の目標であった「海外で働く」は達成できている。…と思う。
先進国への憧れも、そこそこ発展を遂げている国の地方都市で生活で少し満たされた。
そして2年という限られた期間の半分が過ぎたころから、次の進路を考えだしていた。就職・進学・派遣員制度への再挑戦などなど…。日本に限定せずに考えることで選択肢は無限大だが逆に決め手がないと思考の沼にはまる。

そんななか、縁あって南アフリカ永住という流れに乗りつつある。かなりの急展開だったがワクワクするものでほぼ即決だった。
この話も今後まとめます。

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