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名前の「陽」という漢字に込めた想い

今でも、小学校の授業で「自分の名前の由来を調べて、発表しよう」みたいなのってあるんですかね?

こどもの名前を考えるときに考えたこと、それは、できる限り、親である自分の価値観の押し付けはしたくない、この子の未来の可能性をしばりたくない、ということ。

何を言ってるのかというと、例えば「優」という漢字。「優しい子に育って欲しい」。わかります。優しい子に育って欲しい気持ちは、あるかないかでいえば、もちろんあります。

ただ、40年間生きてきて思うのは、「優しくない人」にしかできない、でも誰かがやらなければいけない、ということも世の中にはあるということです。

だとすれば、「優しくない人」にも間違いなく存在価値はあって、自分はそういう人のことを否定したくないし、我が子が「優しくない」こどもに育っても、「優しくない」その子のことを肯定して、その「個性」を活かすやり方を一緒に考えたい。

じゃあ、そういうんじゃなくて、もっと抽象度の高い、言うなれば絶対的な、価値観って何よ?ということを考えると、一つは「幸」。幸せでない人生を歩んで欲しい、とは全く思わない、これはありだな、と。でもちょっとありきたりというか、古くさい気がして、もうちょっと考えました。

そこで候補に出てきたのが「陽」。なんでもいいから、自分に対しても他人に対しても、とにかく世界に対して肯定的、ポジティブに生きてほしい。これは間違いなくいい切れると思いました。

とにかく、生きるということに対してポジティブであってほしい、そういう願いを込めて、

命名:陽生

この子が小学生になって、冒頭に書いたような授業がもしあれば、このエントリをみせてやろう。

将来、「いや、オレはネガティブに生きたいんだ」って言われたらどうしようw

(余談)今、改めて考えてみると、価値観の多様性という意味で、「たくさん」を表す、かつ縁起もよい、「八」とか名前に入れてもよかったかもなぁ。なんかちょっと個性的だし(価値観の押し付けw)。

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