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面接官に話を正しく伝えるには?

あなたがいかに優秀でも、面接の出来次第で不合格になることは多々あります。このnoteはそれを乗り越えたい人のための記事です。

で、結論から言うと、下記をお勧めします。

・面接官とコンテクストが合いそうな表現を選ぶ
・結論→理由→事例の順で端的に話す

でもその前に大前提の話を。

《前提》なぜ伝えることが難しいのか?

あなたの生涯を、初対面の面接官短時間で伝えることは非常に難しいのです。この記事は初対面の面接官短時間でをどう実現するかに主眼を置き書いていますので、その前提で読み進んでいただければと。
例を出して説明します。

「お祭り」について想像してみてください。

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私は、小学生の頃行った、地元(過疎地域)の階段が300段くらいある神社でりんご飴を買っている「お祭り」をイメージしました。神社は森の中にあり、50人くらい人がいて、おじいちゃんおばあちゃんと小学生が多めです。小学生は全員同じ小学校に通っているので、初対面ではありません。

おそらく、読んでくださっている方は違うお祭りを想起されているでしょう。お互い違う人生(コンテクスト)を生きてきたのだから、当然思い浮かべるイメージも異なるのです。

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初対面の相手に伝えるには、言葉だけでなく、言葉の背後に潜むコンテクストまで共有する必要があります。
一緒にお祭りに行った友達同士なら、コンテクストを共有しなくても臨場感持ち同じお祭りをイメージできるでしょう。
しかし、そういったケースは面接の場ではほぼ訪れません。
面接官と一緒にお祭りに行くことが一番精度高くコンテクストを伝える手段なのですが、物理的にそれはできないので、短い言葉で伝える必要があります

初対面の面接官短時間で伝える難しさ伝わったでしょうか?

そのためにどうするか次から書いていきます。冒頭に戻りますが、私は下記2つを心がけています。

・面接官とコンテクストが合いそうな表現を選ぶ
・結論→理由→事例の順で端的に話す

**面接官とコンテクストが合いそうな表現を選ぶ

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あなたの何を伝えるにしても、面接官に伝わる表現を選ばねばなりません。
前項のおさらいですが、伝わるとは「言葉+コンテクストを共有すること」です。

そのために必要なことが下記です。

・面接官の期待を知る
・面接官の人生を知る

・面接官の期待を知る
ジョブディスクリプションを読めば面接官があなたに期待することを想像できます。
最近のジョブディスクリプションには、採用する背景やどういう人を仲間にしたいか書かれています。
これが面接官からあなたへの期待である可能性が高いので、どうその期待に答えられそうか想像できると良いです。
また、期待に答えられることがズバッと伝わるエピソードを整理しておきましょう。
繰り返しますが、面接は時間が短いです。複数のエピソードを話し、帰納法的に伝えるのは限界があります。できるだけ演繹法的に伝える準備をすると良いです。

・面接官の人生を知る
面接官は誰なのか事前に伺って、もし名前がわかればインターネット検索して経歴や志向性を調べておきましょう。その情報から推測して、伝わりそうな表現を選ぶようにします。
ネット上で見つからなければ、面接本番で自己紹介をお願いするのもありと思います。

結論→理由→事例の順で端的に話す

前項でもお話ししましたが、帰納法的に伝えるには、面接という場はあまりに時間が短いです。演繹法的に伝える方がリスクが低いです。

結論→理由→事例の順というのは世に言うピラミッドストラクチャーのことです。

結論⇄理由の間では「なぜそう言えるのか?」「だから何?」をひたすら自分に問うてください。事例は「じゃあ具体的にはどんなエピソードがあったの?」とイメージ(コンテクスト)を添えるために使います。

つまり、言葉(結論→理由)だけでなくコンテクスト(→事例)を添えることで面接官へ精度高く伝えることができます。


以上です。この手はまさに「言うは易く行うは難し」の世界。
面接対策というより、日頃の会話の中から意識して行くのが良いトレーニングになると思います!
(そして、かくいう私も苦手だから記事を書くことでトレーニングしています…)

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