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#149 エメットの法則 - 先延ばしの罠を避ける知恵

仕事や日常生活で「後でやろう」と思ってしまうことはありませんか?

だいたい、後回しにすると締め切りに追われて焦ることになります。

そして、次こそは早く着手するんだと決意するわけです。

でも、次の機会が来てもまたゲームやYouTubeを優先して後回しにしちゃうんですよね。

そんな時こそ、エメットの法則を思い出すといいかもしれません。

エメットの法則とは

アメリカの作家リタ・エメットが提唱したこの法則は、驚くほどシンプルです。

「やるべきことを先延ばしにすると、実際にやるよりも大変になる」というものです。

一見当たり前のように聞こえますが、私たちは意外とこの罠にはまりやすいものです。

具体例:報告書の提出

例えば、上司から来週までに報告書を提出するよう頼まれたとしましょう。

「まだ時間がある」と思って後回しにすると、どうなるでしょうか。

締め切りが近づくにつれて焦りが出てきて、必要な情報を思い出すのに苦労したり、資料探しに手間取ったりするかもしれません。

結果的にすぐに取り掛かった場合よりも多くの時間とエネルギーを費やすことになるのです。

エメットの法則を活かす方法

では、どうすればこの法則を普段の生活に活かせるでしょうか。

1. 面倒な仕事を優先する

まず、面倒だと感じる仕事ほど先にやることをお勧めします。

クライアントへの提案資料作成など、時間のかかる作業は早めに着手することで、余裕を持って仕上げることができます。

2. 完璧主義を避ける

完璧主義に陥らないことも大切です。「とりあえず完成させる」ことを目標にし、その後で修正を加えていく方が効率的です。

3. タスクを小分けにする

大きなプロジェクトに取り組む際は、小さなステップに分けて進めるのも有効な方法です。

おまけ: 楽観的だと先延ばししない?

ちなみに、東京大学の研究によると、未来に対して楽観的な考え方を持つことで、先延ばし癖を減らせることがわかりました。

研究では296人を対象に過去から未来にかけてのストレスや幸福感を調査し、未来に希望を持つ人は先延ばしが少ないという結果が得られています。

つまら未来に対して楽観的な姿勢が、日々の行動を改善する鍵になるのです。

確かにネガティブな未来を予測するから、手が止まってしまうのはよくわかります。

まとめ

エメットの法則を意識することで先延ばしの習慣を改善し、時間を有効に使えるようになります。

結果として仕事の質も向上し、ストレスも軽減されるでしょう。

日々の生活にこの小さな知恵を取り入れてみてはいかがでしょうか。​​​​​​​​​​​​​​​​

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