やる気スイッチをポチッしよう!

やる気スイッチはどこにあるのだろう。どうすればモチベーションを生むことができるのか。
はたまた、それを学校で教えてくれるのか。。。


先日、鈴木宏明さんの『私たちはどう学んでいるのか』(ちくまプリマー新書)という本を読んだのだが、その中に、

「学校教育」というのは、あらかじめ用意された問題があり、その答えを知っている先生がいる。そして「社会」にはあらかじめ用意された問題はない、

ということが書かれていた。

つまり学校教育に目的のある学びはなく、目的は自分で探さなければならない、ということなのだろう。

「目的(これがやりたいということ)」が自分の中ではっきりすることによって、すなわちゴールが決まり、その結果、そのゴールを達成するためにどうすればよいか、という「問い」が生まれる。そうすればその目的が本当に達成したい物ならば達成のために「学習したい!」というモチベーションが生まれる。

だから学校教育になかなかモチベーションがわかないのだろう。先生にこの質問を解きなさい、と言われても、この問題を解いて何になるのか、なぜ学ぶのか、何のために学ぶのか、という疑問が湧くのも無理はない。

また、広田照幸さんの『学校はなぜ退屈でなぜ大切なのか』(ちくまプリマー新書)の中で、

学校で学ぶということは、(普段の経験だけで得られる知識には限りがあるため、)教科書などの文字による情報を通して多くの知識を得る、ということが書かれている。また、そのために自分自身の身近な日常生活や経験と切り離されたものを教わっている。

ということも書かれている。

そのためにモチベーションが生まれにくいのではないか。

モチベーションを生むためには、普段の生活ややっていることに活きる、ということが必要なのだろう。しかし普段の経験や生活だけでは多くを学ぶことは限られる。

つまりその間をとり、普段の生活や活動から興味を持った時に、それを体系的に学んでいけば良いのではないか。

いわば「鳴くまで待とうホトトギス」ですな。

とにかく、やる気スイッチは自分で探すなり、押すなりしよう、ということです。

以上です。

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