見出し画像

私は、管理対象をできるだけ「小口化」しているという話【ユタカジン】

どうも、タスクシュート認定トレーナーのタナシンです。

さて、今回のユタカジンでは、

私は、管理対象をできるだけ「小口化」しているという話、について書いてみたいと思います。

それではよろしくお願いします(o)


なぜこのような記事を書こうと思ったのか?

今回このような記事を書いてみようと思ったきっかけは、8月31日に東京池袋で開催した「タスクシュートマスター講座」です。

台風10号(サンサン)の危機が迫る中、開催も危ぶまれたのですが、申し込み5名のうち4名の方に無事にご参加いただくことができました。

ご参加いただいた皆様からは以下のようなコメントを速報的に頂戴しており、今もなお「開催できてよかったなあ」という満足感に浸っております。

トレーナーのお二人のおかげで、一日があっという間に感じる楽しい学びになりました。

池袋でのリアル開催に申し込み即決して良かったです。

タスクシュートの具体的な、やり方、考え方を知ることができてとても参考になりました。

そんなマスター講座中に、皆さんとのセッションを通して「あ、これは時間的豊かさを得るための自分らしい工夫なのかも?」という気づきがあったため、ここでもシェアしてみたいなと思いました。

それがタイトルにもある、私は、管理対象をできるだけ「小口化」しているというものです。

管理対象を小口化しているとはどういうことか?

まず「管理対象を小口化している」ことについて。

これは言い方を変えると、

管理するものはできるだけ小さく分けている

一度にたくさんのものを管理するのではなく、少しずつ管理している

といった話になります。

例えば、今の私は「掃除」というタスクを一気にやるようなことをしていません。

昔の私は「今日は一気に部屋の全てを掃除する!」と意気込んで、一気に掃除をするようなタイプの人間でした。

一気にやってそれで綺麗になると、とっても気持ちがよかったのを覚えています。

が、一気にやろうとしても終わらず、中途半端になってしまう時は当然あって(というか、そういうことの方が多かった)、そんな時は「だめだなあ、俺」といった具合に自分を責めたりしていました。

特に東京で一人暮らしをしていた20代の前半〜中盤の頃はこんな感じでしたね。

これに対して、今の私は掃除場所を区切って、タスクシュートのルーチンパワーに頼りながら、ちょっとづつ着手しています。

今日はトイレ、今日はクローゼット、今日は寝室、今日は本棚、今日は仕事部屋、今日はデスクトップ・・・・といったようにです。

そして目安の時間がきたら完全に終わっていなかったとしても、掃除をするの止めてしまっています。

これはある程度の時間着手すればそれなりに綺麗になるという経験則と、途中で止めたとしても、定期的に繰り返せばそれなりに綺麗な状況を保つことができる経験則があるからです。

このように「部屋全体」を管理の対象としていた20代の頃に対して、今の私は「トイレ」や「クローゼット」や「寝室」など、管理の対象を小さくしているのですが、これが「管理対象の小口化」になります。

タスクシュートでどのように管理対象の「小口化」をしているのか?

そして、タスクシュートにしてもこの「管理対象の小口化」は強く推奨されていると思っています。

※タスクシュートメソッドの中に管理対象の小口化という言葉が出てくるわけではないのですが、個人的にしっくりくるので使っています。

タスクシュートでは、他のタスク管理メソッドと同様に実行予定のタスクリストを作ります。

しかし、タスクシュートが他と異なりユニークなのは「今日1日」のタスクリストにフォーカスしている点です。

今日1日分のタスクをリストに書き出し、それを実行順に並び替える。

そうすることで、日中は上から順にタスクをこなしていけば良い状態になるわけです。

この、今日1日に実行するタスクリストを作ることをタスクシュートメソッドでは「プラン」と呼び、翌日のプランは翌日に作ればOKと考えます。

思うに、これは「今日1日」に管理の対象を制限するという「管理対象の小口化」です。

で、ここから先は私のタスクシュートの使い方の話になるのですが、このようなタスクシュートの考え方を土台にして、私は今日1日ではなく、今日1日をさらに「3つ」に分割しており、その3つは「1時間ごとのセクション」に分けて管理をしています。

※適応しているのは今のところ「平日」だけにかぎります。

この話をマスター講座の中で共有しましたところ、皆さんの反応を見て「あ、これは自分らしい時間的豊かさを感じるための工夫なのかもなあ」と思ったんですよね。

私は今、TaskChuteCloud2(以下TCC2)のプロプランでタスクシュートを実践しているので、TCC2の画面を用いながらこれ以降で詳しくご紹介していきたいと思います。

まず、セクションの方からいきます。

見てもらった方が早いと思うので以下の画像をご覧ください。

TCC2の画面上部には以下のような情報が表示されるのですが、その一番右手にあるのが「セクション」情報に該当します。

セクションの区切り方は各自で自由に設定できるため、人それぞれだと思うのですが、かくいう私はここを「1時間区切り」の設定にしています。

より詳しくは以下の通りです。

5月のGWにTCC2に乗り換えた時から今日まで、平日はこの設定です。

タスクの実行段階においては、「ビュー」を切り替えて「現在セクションのみの表示」に原則しています。

そうすることで、11時〜12時の間は、私の目の前に「11:00〜12:00」のセクションの中にあるタスクのみが表示されるようになり、TCC2が「この数のタスクだったら余裕でやれるわ」という気に私をさせてくれるのです。

この「セクションを1時間区切りにしている」の話だけでも、皆さんに興味を示してもらっていたのですが、もう一つの方がより印象的だったようです。

何かと言いますと「私がプランを作るタイミングを1日のうちに3回設けている」という話です。

具体的には
朝(モーニングルーティンと規格化されたタスク終了後)」と
昼食後」と
夕(ログを見ると着手はだいたい17:30〜18:30の間)」の3回、
プランを作るタスクがルーチンとして現れるようになっているのです。

タスクシュートでは1日分のプランを「朝に作る」が定石なのですが、私の経験的、性質的に、朝に1日分のプランを立てるのが難しく感じるため、1日をさらに3つに分割して、それぞれでプランを立てるようにしています。

朝のプランを立てている時点では、昼食後以降のことは考えませんし、昼食後以降のプランを立てている時点では、夕方以降のことを考えません。

人との約束やmtgなど動かせない予定がある場合は、なんとなくチェックはしますが。

したがって、TCC2の上部にある1日の「終了予定時刻」がちゃんと分かるのは、夕方に夜のプランを立てた時です。

それでもいいと思ってこの方法を採用しているのは、私にとっては管理対象を「1日」ではなく「午前」「午後」「夜」というように小口化して管理する方がしっくりくるからです。

この手段を取ることで、トータルでの生産性が上がり、時間的豊かさが得られている実感が私にはあります。

小口化することで実感している自分にとって良い2つのこと

まとめ的に、管理対象をできるかぎり小口化することで自分にとってどう良いのか?をさいごに書いてみようと思います。

大きく言うと2つあるかなと思っています。

一つは「実行力が高まる」です。

TCC2においては「セクション」の機能と「現在セクションのみの表示」のフィルター機能を使うことで、現在のセクションにおかれているタスクのみを表示することができる、と前述しました。

この機能の組み合わせがもたらしてくれるのは、タスクの実行力が高まることだと思ってます。

1日で見ると、70個〜90個くらいのタスクが目の前に並ぶため、着手しても着手しても「まだあるのか」と、少し嫌になってきます。

ですが、1時間というセクションでみれば、その数はグッと減るため「これならできるわ」とその気になるわけです。

「では30分にしたらより良いのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、ここはmtgの単位が最大1時間である場合が多いため、そこに合わせて1時間としている感じです。

二つ目は「プランが現実的になる」です。

タスクシュートではタスクリストを作る時、それが「現実的なプラン」であるかどうかはとても大事な視点になります。

ログからプランを作るというタスクシュートサイクルになっているのも、一度やったことのあるタスク(ログ)はまた着手しやすい、というように現実性が高いからです。

この視点で考えた時に、朝一番に1日のプランを立てた場合、午前は現実的なタスクにはなるのだけど、午後さらには夜におかれたタスクは現実よりも理想が強いタスクになってしまいがち、ということにある時気づきました。

理想が強く入ったタスクは、先送りの対象になったり、自分を苦しめる存在になったりするという気づきもあり、であるならば、1日を3つに分割して、それぞれでプランを作れば現実的なタスクリストになるのでは?という考えに至ったのです。

佐々木正悟さんの著書「todoリストは捨てていい」の中に「リストを作った時の自分と、今の自分は別人」という名言が出てきますが、人間は自分の考えをいとも簡単に、思っている以上に早く変えてしまうため、午前と午後、午後と夜の自分は全く別物として捉えた方が、現実的なタスクリストができる、と考えるようにしてます。

タスクシュートがなければこのような考えにも至らなかったと思います。

以上のようなことを背景にして、私は、管理対象をできるだけ小口化することを試みている感じです。

タスクシュートは土台となるそのメソッドをベースに、人それぞれの事情に応じて個別最適化されていく、という柔軟性・適応性があるところも大変面白く、魅力的な点だと思っています。

ですので、今回ご紹介したやり方についても、私にはしっくりきていますが、決して誰かに強要するものではありません。

こういう使い方をしている人もいるんだな〜くらいに捉えていただければと思います。

長くなりましたが今回書きたかったことは以上になります。

何か少しでも参考になったのなら嬉しいです。

さいごに

ユタカジンには引き続き「自分らしい時間的豊かさを追求する」という素晴らしきタスクシュート協会の理念を搭載した私が、日々を過ごしていく中で発見した「自分にとっての時間的な豊かさに関連する事柄」について寄稿していきたいと思っています。

タスクシュート協会のみなさん、タスクシュート認定トレーナーのみなさんの「自分らしい時間的豊かさを追求していく記事」が日々投稿されています。

自分らしい時間的豊かさを追求するためのヒントが、ぎゅうぎゅうに詰まった他にはないnoteマガジンだと思うので、ぜひ定期的にチェックくださいませ。

それから最後の最後に、一つお知らせなのですが、8月31日のマスター講座に台風10号の影響で残念ながらご参加いただくことができなかった方がお一人いらっしゃいます。

協議の結果、その方にもリアルで受講いただけるように、2024年11月23日(土)に、同じ場所、同じ時間、同じ組み合わせ(sugamari&タナシン)でタスクシュートマスター講座を再び行うことに決めました。

今後一般募集も致しますので、興味のある方は受講をご検討いただけると嬉しいです。おそらく定員は4名or5名でのご案内になるかと思います。

準備ができましたらXなどでお知らせさせていただきます(o)

ここまで読んでいただきありがとうございました!

最後まで読んでくださりありがとうございます。 いただいたサポートは書籍の購入にあてさせていただきます。