運営に大事な”類が友を呼ぶ”
こんにちは、守屋です。
あるベンチャー企業は、中途採用も含めて採用する人間の離職率がとても低く、理念やビジョンを共感して入社してくるそうです。
あるベンチャー企業は離職率が高く、入社3か月以内で半分。1年後に残っているのは2割程度という状態です。「自分のやりたかったことと違う」と言われて退社する人が続出しています。
2社のベンチャー企業。ブラックかホワイトか?という視点で考えることもできますが、そもそも創業者がどんな人物で何を求めているか。それこそ重要だと気づかなければいけないはずです。
引き寄せているのは自分自身。「類は友を呼ぶ」が起こっている背景
仕事ができるカリスマ経営者。アイデアを形にすることが得意で次々と世間を新しいサービスで驚かせています。
そんなカリスマ経営者には「仕事を一緒にしたい!」という人が集まってきます。しかし実際はカリスマ経営者の独断で決めることが多く、社員が意見をいうものならノーを叩きつけられるばかりです。
すると社員は理想と現実が異なることを理解し、あらたな職場を求めて退職していきます。
何かを作り運営していくとき、人をとにかく集めようと窓口を広げれば「人」は集まるかも知れませんが、「どんな人物」でも吸い込んでしまう可能性も生み出します。
そこで重要なのが理念とビジョンになります。
何を大事にしており、どんな未来を見ているのかを伝えること。大きな部分から細かい部分まで記載したり伝えることをする。
その結果として窓口は狭くなってしまいますが、それでも共感し理解してくれた人間はともに働き続けてくれるはずです。
「良い人が入ってこない」と嘆く。
「なんか思ってたのと違いました」と言われて退職される。
そんな言葉を耳にする機会が多ければ、それは相手が悪いのではなく、そもそも自分自身が引き寄せてしまっていることに気付くべきです。
フランクな会社であればフランクになる。
礼儀を重んじる会社であれば、礼儀を大事にする。
良い意味でも悪い意味でも類は友を呼び続けます。
ぜひ自分自身が運営に携わる機会がある人は、理念とビジョンを明確にし、類は友を呼ぶようにすることをお勧めします。
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