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【2021年新春コラム】 『バブルの塔』の30年と風水

新年あけましておめでとうございます。
2021年最初のコラムは、東京都庁にまつわる話です。

今から30年前の1991年4月1日。
バブル崩壊直後のエイプリルフールに、新宿新都庁が開庁しました。

バブル全盛だった鈴木都知事の時代に巨額を投じて建設されたため、当時は『バブルの塔』と揶揄されることに。

建築を手がけたのは、世界的な建築家として知られる丹下健三氏。
パリのノートルダム大聖堂をモデルとしてデザインされたそうです。

そんな注目の的だった新都庁舎だけに噂や憶測も後を絶たず、「知事室には大理石の豪華風呂がある」、「有事には巨大ロボに変身する」など、数々の都市伝説が飛び交いました。

中でも興味深いのは風水にまつわるもの。

有識者の話によると、新都庁舎は完璧に風水を考慮した構造で造られており、建設地にかつて存在していた浄水場の「水」の地場に、気を吸い上げ天へと伸びる「二本の木」としてツインタワーを建立。
建物の中に気の流れを通す風水の構造であると思われます。

また、東京には山手線を中心に大きな結界が張ってあり、霊峰・高尾山からの龍脈の上に都庁は建てられているという説もあります。

これらはすべて風水の目的である開運や発展につながるポジティブな都市伝説です。

ところがある説によると、風水を良くない方向に導く構造も見受けられるとのこと。それは「亥年・子年に災いをもたらす」というものです。

東京都が被った災いの例として、

・都庁小包爆弾事件 → 亥年(1995年)
・世界都市博覧会中止 → 子年(1996年)
・新型コロナ禍による五輪延期 → 子年(2020年)

などが挙げられます。

たまたまかもしれませんが、何か因縁を感じてしまいますよね。
もちろん、信じるか信じないかは、あなた次第です(笑)

これらの苦難を越えて明けた2021年。

新都庁開庁30周年となる今年、五輪開催に向けてコロナとの戦いに打ち勝つには、『疫学』だけでなく『易学』の力も必要なのかもしれません。

今年も一年、よろしくお願いいたします。

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