信念が、逆に自分を縛りつけていると気づいた時
コーチングの自己適用の中、なりたい人物像(ロールモデル)に近づこうと、長年努力していたことが、全て承認欲求からくるHave to欲求だったことに気づきました。
自身に起こったことを、自分へのメモも兼ねて、ここに書きます
いきなりですが、皆さん、人から言われてうれしい言葉ってなんですか?
頼れて、話しやすく、いつも充実していて、周りを成長させるプロ人間になりたい、これが僕の思い描くロールモデルでした。
しかし、コーチングを受ける中で、これらを実現したいとこだわっているからこそ、逆に自分を縛り付けているに気づかされました。
本音で憧れているとしても、それにはWant toからとコンプレックスからの2つがある。僕の場合は、後者の”コンプレックスからくる憧れ(Have to欲求)”で、大学時代から、ここを解消することなく、数十年が過ぎました。
こういう人生が幸せだよね、と思っているから、自分では気づけず、無意識的に自分を縛ってしまう厄介物で、まさに自分で作った“呪い”と言えます。
振り返ると、昔つきあっていた彼女に、晋吾って両極端の性格がいっぱいあって、それが外山晋吾という人格の中で微妙にバランスとっているよね、と言われたことを覚えています。
認知科学的には、これを双極性と言います。
例えば、優しいときつい、の相反する性格ですが、本当の自分が違うのに優しい人間になろうとすると、脳の無意識がバランスをとろうとして、反作用的に気を抜くと人を傷つける言動をしてしまう。さすがに年齢を重ねて、こういうことは少なくなりましたが、未だ解消されていないとも感じます。
僕は、“プロフェッショナル”という仕事の姿勢が好きで、プロ意識をもつことを自分の信念とし、成果を出すことを、常に自分に課してきました。
同じプロ意識でも、残念ながら、Want toの本音からプロになったメジャーリーグの大谷選手などとは違っており、僕の場合は、そのプロ意識が心の非柔軟性を生み出し、本音でやりたいWant toを濁らせていたようです。
長く自分を縛っていましたが、その呪いを外し、自分の可能性をさらに解き放てる機会に巡り合えたのは幸運です。
今度は、僕がそんな機会をクライアントに与えられるコーチになるべく、精進していきます。
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