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【解説】Arduinoでランダムな数字を生成する方法 #6

今回は、Arduinoでランダムな数字(乱数)を作る方法について解説します。

テストプログラムも載せておきますので、ぜひ試してみてくださいね!


ランダムな数字(乱数)を作る方法

Arduinoで乱数を生成するには、👇のように記述します。(xは変数)

x = random(最小値、最大値+1);

生成する範囲の最小値と最大値+1を ( ) 内に書きます。例えば1~100のランダムな数字を生成したい場合は、

x = random(1, 101);

になります。また0~99のランダム数を作りたい場合は、👇のように書くこともできます。

x = random(100);

ただし、範囲が0~になり、最大値が()内の数字から1引いた数になることに気を付けてください。

シリアルモニタに表示してみよう

シリアルモニタとは

シリアルモニタとは、簡単に言うとAruduinoとシリアル通信して受け取った情報を表示する画面です。

画面右上の虫眼鏡のマークをクリックすると、表示できます。

シリアル通信の準備

シリアル通信を使うには、まずsetup()内で👇を記述します。

Serial.begin(9600);

ここで9600はデータレート(シリアル通信速度)で、9600bps(ビット毎秒)を意味します。

シリアルモニターへの表示

ある変数xの数値を表示するためには、👇のように記述します。

Serial.print(x);

改行したい場合は👇のように記述します。

Serial.println(x);

文字列を表示させたい場合は、文字列を""で囲って書きます。

Serial.println("Hello World !!");

ランダム数の表示プログラム

👇のプログラムを入力して、Arduinoに書き込んでみましょう。注意事項をよく読んだ上で、ご使用ください。

上手くいけば、図のようにシリアルモニタにランダム数が表示されます。

//当Webサイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いません。
//当webサイトの免責事項に同意いただける場合に限り、プログラムをご利用いただけます。

int x;

void setup() {
  Serial.begin(9600); //シリアル通信の準備
}

void loop() {
  x = random(1, 101); //1〜100の範囲でランダム数を生成
  Serial.println(x); //変数xの数字をシリアルモニターに表示
  delay(500); //表示間隔の調整
}

おわりに

いかがだったでしょうか。

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今回は、Arduinoでrandom数を生成するための方法について解説しました。ポイントは👇の2つです。

  • random(最小値、最大値+1);

  • random(最大値+1);(範囲は0~)

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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