大学で不登校になった話

こんにちは。しんごです。今日は僕が大学時代に不登校になった経緯と、それをどう乗り越えたかについて話していこうと思います。

かなり苦しんだ日々を過ごしていましたが、もし共感してくださる方がいれば嬉しいですし、僕と同じ悩みを抱えている人たちにとってもいい参考になればと思います。

もし、「自分も今の大学行きたくないな・・・」って思っている人がいれば、一つの判断材料として見てくれると嬉しいです!


1.大学の勉強に興味が持てなくなった

 僕は高校時代はなんとなく勉強は頑張ってはいたものの、具体的にどの学部に行きたいか目標がありませんでした。母親が薬剤師をしていたため自分も薬剤師になりたいとなんとなく思っていたけど、学力的に無理だと思い薬学部は諦めて工学部の情報工学科へ。これも、将来的にパソコンに黙々と向かい合っている仕事が向いてるかなーってなんとなく思っていただけでした。

 大学入学後、2年の頃までは勉強もサークル活動も頑張っていました。ところが、2年の終わり頃から自分は何のために今の学部で勉強しているのか突然分からなくなってきたんです。というのも、プログラミング習ってもあまり楽しいとは思えず、自分には向いてないんじゃないかと思い始めてきたし、「情報系の学部なのにプログラミング好きじゃないなんて将来就活で不利になりそうだな・・・」と漠然とした不安を抱くようになりました。すると、だんだんと勉強に対するモチベーションが下がってきて、授業にもついていけなくなってしまいました。その結果、授業もサボりがちになり、いつの間にか不登校に。。


2.人間関係で悩んでいた

 僕には会いたくない友人Aがいました。Aは小中学校時代の同級生で、小学校のときに仲良くしていたことがあったけど、とあることが原因で関係が悪化し、Aの友人からひどいいじめを受けたというトラウマがありました。Aとは中学時代にも一緒のクラスになったことがあったけど、僕とは一度関係悪化していたため、お互いになんだか気まずかったんですよね。それに、僕は中学時代にもクラスでひどいいじめを受けていて、Aもそれを見て「あんな奴と一緒にされたくない」って思っていたのか、僕のことを避けてるような感じでした。中学時代は本当に地獄のような時間を過ごし、不登校にもなりかけたけど、それでも我慢して学校に通っていました。今思えば無理して学校行く必要なかったなってすっごい後悔してます。。

 なんとか地元の公立高校に進学してAとも離れることができたけど、あろうことか大学でまた一緒になってしまったんです。Aに再開したときはめちゃくちゃ気まずかったけど、Aは何食わぬ顔で「久しぶり。」と僕に声をかけてきました。Aは過去のイザコザのことなんかすっかり忘れているようでした。しかし、それが僕にとってはなんか許せなかったんです。昔は散々僕のことを嫌っていたくせに、今どうしてそんなのんきな顔してるんだって正直腹が立ちました。でも、Aに話しかけられた以上、Aとは仕方なく仲良くするしかありませんでした。大学生活最初の2年間は、ずっと我慢してAと付き合っていました。

 でもやっぱりAと仲良くするのは無理だと思い始めました。普段休み時間とかにおしゃべりしている時も、「俺中学の時が一番楽しかったわ~」とか平然と言ってくるからです。僕にとって中学時代はイヤな思い出しかなかったし、今更そんなイヤだった時期の話をしたくありませんでした。Aから「〇〇(中学の同級生の名前)って覚えてる?」って言われても「正直そんな話したくもないんだけど・・・」って内心思ってた。そんなこんなでAと2年間付き合ってきたわけだが、とうとう限界が来てしまったんです。

 Aと関わりたくなかった僕は、「俺後ろの席だと板書見えないから今日は前の席に座るね・・・」とか適当な言い訳をして、Aを傷つけないようにしつつAと距離をとるようになりました。ところがその結果、僕は教室で孤立するようになってしまった。他にも仲のいい友達はいっぱいいたけど、別の友達の輪に入ろうと思っても、Aになんて言われるかが怖くてとても入れなかったんですよね。


 授業にもついていけなくなった上に、教室に入っても僕の居場所はなく、ますます大学に行くのが嫌になってしまいました。。


3.家族からものすごく責められた

 このことは、親をはじめいろんな家族にも相談していました。しかし、親に相談しても「そんなのただの考えすぎじゃない?」みたいな感じでまともに相手にしてもらえなかったり、祖父祖母からも「友達がいないから大学行きたくないなんてそんな都合のいい理由があるか!」ってこっぴどく叱られた。挙句の果てには祖母から「あんたの『大学行きたくない病』のせいで親がかわいそう。しっかりしなさい。」と言われる始末。これじゃまるで自分が「悪者」扱いじゃないか。ずっとそう思っていました。僕だって、別に悩みたくて悩んでるわけじゃないし、不登校だってなりたくてなったわけじゃないのに・・・。ますます自分を責めてとうとう自己嫌悪がピークに達してしまったんです。


4.思い切って休学することに

 このことは、大学のカウンセラーの方にもずっと相談していました。ある日、カウンセラーの方が僕の苦しい状況を察してくれたのか、「休学」を勧めてくれたんです。確かに、これだけひどい状況なら、一旦休んで心を落ち着かせた方がいいんじゃないかと思いました。また、本当に自分が大学を辞めるべきかどうか分からなかったので、たっぷり時間を設けて自分と向き合う時間を作りたいと思い、思い切って半年間の休学を決意しました。そのせいで、楽しかったサークルも辞めてしまうことにはなったけど、もうそれは仕方ないと割り切りました。この休学期間中のことは、また別の記事で詳しく書いていきたいと思います。


5.最終的に復学することに

 休学期間中も失敗と苦悩の連続でしたが、やっぱり自分は今の大学に通った方が合っているんじゃないかと思い、復学を決意しました。別に今までの成績もそこまで悪くはなかったし、3年生の時に突然授業に行かなくなったのも、それはただ単に周りの環境に原因があっただけだと思ったからです。自分から環境を変えたことで気持ちをリセットできたので、新しい気持ちでまた1からやり直せると信じました。もちろん単位数が足りなくて留年し、そのせいで友達もいなくなったけど、そんなことは既に分かりきっていたので、別にどうでもいいやと割り切りました。むしろ1人の方がずっと気楽で良かったです(笑)

 結果的に、復学後は授業にもちゃんとついて行けてたし、単位も順調に取れ、無事に卒業研究にも着手することができました。


6.最後に

今になって、あの時休学して本当に良かったなって心から思ってます。もしあの時休学という選択をせずにあっさり大学中退してたら、今頃もっと大変だっただろうなって思います。もう一度大学に戻って就活にも力を入れることができたので、無事に地元の企業から内定もいただけたし、自分がした選択に一切後悔はしていません。休学を勧めてくれたカウンセラーの方にもとても感謝しています。

 むしろあれだけ悩んだ期間があったからこそ、厳しい現実と向き合い成長できたんだと思います。この悩んだ経験を生かしてこれからも成長していきたいし、もし同じ悩みを持っている人たちがいたら、僕の方から優しく寄り添ってあげたいと思えるようになったのも、僕の一番の「強み」だと思ってます。この「強み」を生かして、今後の人生と向き合っていきたいと思っています。


 ものすごく長文になってしまいましたが、最後まで読んでくださりありがとうございます!冒頭でも言いましたが、僕のこの経験談が少しでも誰かの役に立ってくれればと思います!

ではまた(^^)

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