見出し画像

東南アジアで心穏やかに生活するコツ

東南アジアって、合う合わないが割と分かれる気がします。

独特の雑多な雰囲気やストリートの清潔さ、食に関することなど、好きな人はめちゃくちゃ好きですよね。
一方で、清潔で安全に過ごしたい人にとってはあまりいいものではないかもしれません。
私は前者で、東南アジアの変に気を使わなくていい雰囲気が大好き。

かれこれ1年ちょいフィリピンの地方都市・バギオに住んでいるんですが、東南アジアで心穏やかにかつ楽しく生活するコツがはっきりしてきた気がします。
そんな自己流の、東南アジア生活の楽しみ方を紹介します。


期待しない

日本のサービスはめちゃくちゃいいです。良すぎるぐらい。
なのでいろんなことに期待すればするほど、怒りとかイライラ・不満が溜まっていってしんどくなります。なのでマジでこれ大事。

期待しない、って言うと冷たく聞こえるかもしれませんが、期待しすぎないで期待値を最初にぐーーーんと下げておくことで、何か嬉しいことがあったときにめちゃくちゃ嬉しくなります。
これは東南アジア在住とか関係なく使えるテクニックで、たとえ日本に住んでいても効果的だと思う。

画像1
カレーのデリバリーを頼んだら、お店の人から手書きメッセージが入ってた。初めて注文したのにですよ!めちゃくちゃ心温まった!

初めから期待しすぎないことで、例え「えええ…」っていうサービスを受けたところで笑い話にできたりします。
(もちろん理不尽なことはちゃんとクレーム言うよ!)

世界中どの場所にだっていい人とそうじゃない人がいるので、例えば旅行先で悲しい体験をしたときにその場所ごと嫌いになってしまうのはとてももったいないことだと思うんです。
それよりもいい体験に目を向けて、何か幸せなことがあった場所を増やしていくほうが人生が豊かになりそうな気がします。

とりあえず食べてみる

これ何ですか?って聞いて英語で説明されても、結局頭の中に「?」が残ること、結構多いです。
それでビビってやめちゃったり、聞いたことあるメニューをとりあえず頼んだりする人が多いと思うんですが、おすすめするのは一旦食べてみることです。
もしくは、「あれください!」って誰かが食べてるやつを指差してみること。

画像2
上の写真はいい例なんですが、見ても全然よくわかりません。肉の種類が判別できるぐらい。

日本の料理もそうだと思うんですけど、はっきり「豚肉の生姜焼き」とか「ハンバーグ」みたいに決まった形のある料理は案外多くなかったりします。
だから例え知ってる料理を頼んでも見たことないおかずが来ることもあるし、逆に食べてみれば思いもよらず美味しかったりする。

お腹壊すときは壊すし、めちゃくちゃ美味しい料理に出会うときは出会えるのでとりあえず食べてみるのはどうでしょう。
ちなみに私はフィリピンのカレカレという料理が好きです。

画像3
焼いた具材にピーナッツソースをかける料理画像はシーフードだけど、豚肉とかのことが多いです

お金の話を極力しない

急に現実的なパートになるんですが、これめちゃ大切です。
日本人同士の話ではなく、現地で仲良くなった人やたまたま居合わせた人などとの間の話です。

東南アジアはどの国もかなり貧富の差が激しく、私たちが旅行をするときに「物価が安い!」と感じるのはつまりその国の平均収入が日本と比べて安いことを意味します。
これが安い、あれが安いすごい!ってついつい言いたくなるんですが、現地の人との間では話しすぎないほうが得策です。

例えば恋人同士などの深い関係になるのであれば金銭の問題は避けて通れない話題ですが、友達同士やたまたま居合わせた人との会話の場合、私は基本的に避けます。
特に海外で働いているとお給料を聞かれることもあるんですが、たとえ日本の平均月収より低い価格で働いているとしても「へえ…リッチだね」と言われてしまうので…そう言われると、もうなんて言ったらいいか分からなくなってしまうんですよね(笑)

もちろん自分がいる国の状況を知っておくのは大切なので、私は現地の人の平均月収や経済状況について知ることは必要だと思います。
ただ、向こうとしてもこの手の話をすると突然壁を感じてしまうケースがあったり、気まずい空気が流れるのが主なので、ライトな関係であれば触れずにおくのが得策です。

時間を楽しむ

東南アジアだけではないと思うけど、何事も基本的に時間にあんまり厳しくないです。開店・閉店時間もだし、公共交通機関の時刻表なんかもそう。

フィリピンにはフィリピンタイムという言葉があるぐらいで、「On my way(いま向かってるよ)」とメッセージを送ってきておきながら、実はその時に家を出るか出ないか…なんてことはザラです。(もちろんオンタイムの人もいますが!)

日本は本当にインターネットが早いし、道が綺麗だし、時間に正確だし、色々なことが素晴らしいけど、その反面色々としんどいこともある。
私の意見としては、日本と他の国を比べすぎながら旅することはすごくもったいないなーーと思います。
日本と切り離して過ごしたほうが、短い旅行だろうが長期滞在だろうが心が豊かにすべてを新鮮に感じつつ過ごすことができるんじゃないかなって。

ポジティブに、不便を楽しむことも大事。いい部分を最大限に抽出して拡大して楽しんでいく。
これはこれで楽しいからOK!と言えると、周りも自分も息が楽になる気がします。
そしてこの感覚に慣れていると、日本であってももっと一日いちにちをエンジョイできるようになる気がします。

画像4
フィリピン・ルソン島のサンファンビーチ。フィリピンは夕日がめちゃくちゃ綺麗です。

色々書きましたが基本的に大切なのは、自分が今まで見てきたものにとらわれすぎないこと・新しいものや未知のものを素直に受け入れてみることだと思います。
パンデミック明けに海外旅行・渡航がどうなるかまだ分かりませんが、自分への覚書を兼ねて書いておきます。

とにもかくにもCOVID-19の脅威が落ち着いたら早くマレーシア旅行のリベンジをしたい!

それでは。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?