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連載小説 ダイスケ、目が覚めたってよ(33)


(33)

救急車が到着し救急隊員が家に入ってきた。

「こっちです。こっちです」ダイスケは大声で呼んだ。

「ケガしている方はどちらにいますか」

「こちらです。風呂場のところです」

「結構出血がありますね。意識はありますか」

「さっきは意識があって返事をしていましたが、今はあるかどうか」

「おい、君、声が聞こえるか?」救急隊員がナナミに声をかけた。

ナナミは意識はあるようだが声は出せないようだ。反応はある。

「担架をもってこい。こっちだ」

救急隊員はナナミを救急車へ運び、手早く応急処置を行っていた。

「ご家族の方ですか?」救急隊員が俺の方にやってきて尋ねた。

「そうです。状態はどうですか?」

「今は出血は止まっています。このまま病院へ運んで傷の手当てをしたいと思います。入院になると思いますが、一緒に来られますか?」

「はい。一緒に行きます。ちょっと財布とか取ってきたいのですが準備する時間はありますか?」

「少しであれば大丈夫です」

「わかりました。ちょっと取ってきます」

俺は自分の部屋に保険証や財布を取りに行き階段を這うように上がった。階段を上がったときに一度先にアカリを見ておこうと思いナナミの部屋に入った。

アカリのヘビの体は月の光に照らされて青く光っていた。反射された光は部屋中を照らしているようにも見えた。

「アカリ……」

ダイスケがアカリに近づくといつもと様子が違うことに気付いた。いつもはとぐろを巻いて俺の顔を見ているのだが、今は俺を見ていない。

動いてもいないので死んでいるのかと心配になり電気をつけた。すると、アカリは自分の尻尾に噛みつき自分の体を食べようとしている。急いで俺はアカリの体を掴み口から尻尾を出した。

アカリは尻尾を口から出した後に一瞬目をつむり、こちらを睨めつけた。

つづく



※プロットなし、推敲ほとんどなしです。キャラクターを思いつきで動かしてるだけなので全然面白くないかもです。小説の練習で書いております。お嫌いじゃなければ読んでみてもらえればと思います。

もうかなり詰まってます。ギリギリのギリギリです。締め切りに追われる作家さんはこういう気持ちなのかなと思いつつひねってます。しかし、あきらめずにひねります。ひねり出せるところまではひねりだして続けてみたいと思います。ひねり出した結果がどうなるのかというのも自分自身で気になっています。描写、表現、状況説明、場面設定をもっと入れいていかなければと思いました。

※キャラクターの設定っていうのも大事だなっていうのを考えました。連載していくとどんなキャラクターだったか忘れそうです。キャラクターシートを作らないとダメですね。

※そう思いつつも仕事が忙しくなりかなり乱雑な執筆になっております。仕事が忙しいときはこういう筆になるというのを証としてあえて残したいと思います。

※世界線が変わり文体も変えていければちょっと変えてみたいと思います。試行錯誤、勉強の日々です。

※キャラクターに関してはもちろん架空の人物で何も参考にしてはおりません。逆にストーリーだったりキャラクターが何かにかぶっているであれば教えてもらえればと思います。

※テーマとしては喜怒哀楽をテーマにしていこうと考えています。今は「怒」をテーマに執筆し、それを表現できればと思います。以前までが「喜」でした。

こう言ったらあれですが内容迷走中です。いろいろ疑問点も生じてくるかもですし、ブレブレです。



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