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ショートショート ダンゴムシ警察withワラジムシ警部

うう~暑い。まぶしい。刺すような太陽の光が照りつけて目が覚めた。

この日本はいつからこんなに暑くなったのか。地球温暖化の影響なのか。わからないが異常すぎる。

私は目が覚めるとあまりの暑さに危険を感じ、一緒に寝ていた家族を起こそうと考えた。

おーい、みんな、一緒に起きよう。暑さが危ないよ。とだるい感じで声をかけた。

父はたいてい下を向いてうつ伏せで寝ている。

母は丸まって寝ている。

母に似て私も丸まって寝ている。

弟は父に似て下を向いてうつ伏せで寝ている。

だが、弟は今日は上を向いて寝ていた。

普段うつ伏せになって寝ている弟が上を向いて寝ているだと!私は二度見した。

弟は絶命していた。

父さん大変だ!弟が!とみんなに知らせた。

みんな集まり弟を取り囲んだ。

熱中症なのか、病気なのか、誰かに殺されたのか。

いったん警察を呼ぼうと父。

ダンゴムシ警察の殺人捜査課第1班ダンゴムシオが到着した。

大変なんです!見てくださいと私。

ふむ、どれどれと見知らぬゾウリムシが突然入ってきた。

私は突然の見知らぬ訪問客に動揺した。

ゾウリムシ警部!お疲れさまですとダンゴムシオが敬礼した。

「状況はどうなっている?凶器はあるのか?」

「いえ、まだ見つかっておりません」

「そうか、近くに落ちてるかもしれないからな。よく探せ!」

「はい!わかりました!ゾウリムシ警部!」

「えっ、弟は殺されたんですか?」とダンゴムシオに私はおそるおそる尋ねた。

「おそらくだがね」とダンゴムシオは難しく何かを考えていそうな感じで厳粛に答えた。

照りつける太陽の光の中、死んだ弟の周りを取り囲んでいた。

「熱中症の可能性は・・・」と再度尋ねようとした瞬間。

質量の高い闇が落ちてきた。

「リカちゃん~何してるの?お庭でダンゴムシ踏んだらだめよ!」

(了)



推敲ゼロ、プロットゼロです。

お目汚し大変失礼いたしました。

気持ち悪くなられた人もいらっしゃるかもしれません。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

そういえば今日でnote毎日投稿31日目になりました。

これもひとえに皆様のおかげだと思っております。

拙い文章ですが興味をもってもらえたら幸いです。
その際は是非スキを押していただければと思います。

よろしくお願いいたします。

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深遠 たた
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