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にっぽんぐるぐる鉄道の旅 〜筑肥線東部編3〜

◆◆筑肥線東部の駅◆◆

こんにちは。Y.K.と申します。
前回に引き続き、筑肥線東部をテーマにお届けします。
今回は筑肥線東部編最終回として、筑肥線東部の駅をいくつかご紹介します。


筑肥線東部 路線図

1.今宿駅

今宿駅舎

 今宿駅は、福岡県福岡市西区にある駅で、眞影寺瑠璃苑の最寄り駅です。筑肥線の前身「北九州鉄道」が路線を開業した時から存在する歴史ある駅です。駅舎はかわらぶき屋根で、蔵のような見た目をしています。しかし設備は近代的で、ICカード対応の自動券売機や自動改札機、ホームドアも設置されています。

・今宿駅周辺おすすめグルメ

 駅周辺には瑠璃苑や三菱電機の工場が存在する他、博多和牛を味わえる精肉店兼レストランの「堀ちゃん牧場 今宿駅前店」があります。牛肉はもちろん、お惣菜やお弁当も購入でき、レストランブースでは博多和牛を使用した鉄板焼肉などをいただくことができます。とても美味しいので、今宿駅近辺に立ち寄った際や瑠璃苑の帰りなどにぜひ一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

(撮れていないので写真はありません…ごめんなさい)

 なお、朝夕に走る快速列車は平日のみ停車します。土日祝の快速列車は今宿駅を通過しますので、普通列車をご利用ください。

2.虹ノ松原駅

虹ノ松原駅の駅名標

 虹ノ松原駅は、佐賀県唐津市鏡虹町にある駅で、唐津湾の沿岸に広がる松原「虹の松原」の中にあります。駅名の「ノ」は現在の駅名ではカタカナですが、かつては松原の名前同様、ひらがなの「の」でした。

 虹の松原は、17世紀の初め頃に唐津藩主の寺沢広高が防風林として植樹したものが始まりとされています。かつては「二里松原」と呼ばれていましたが、現在は「虹の松原」と呼ばれています。

駅前に広がる虹の松原。駅前を走る昭和バスの停留所名は駅名と異なり「虹『の』松原駅前」。

 虹の松原自体は両隣の浜崎駅付近から東唐津駅付近の沿岸まで続いており、虹ノ松原駅はその中間にあります。駅自体はホームが1つと小さいですが、駅前には広大な虹の松原が広がっております。

(私が改札を出て駅前に来た時、松の木が織りなす壮大な光景にとても驚いたのは今でも覚えています。)

 駅前にはこれといったお店があるわけではありませんが、虹ノ松原駅から5分ほど歩くと、商業施設「イオン唐津ショッピングセンター」に着きます。バスで移動することもできますが、日祝は一切運行がありませんのでご注意ください。

 快速列車は曜日に関係なく全て虹ノ松原駅を通過します。お越しの際には普通列車をご利用ください。

3.唐津駅

唐津駅の駅名標。鬼塚方面と西唐津方面が唐津線、和多田方面が筑肥線東部。

 唐津駅は、佐賀県唐津市新興町にある駅で、筑肥線と唐津線の乗換駅となっています。名前の通り唐津市の代表駅となっており、唐津市の中心市街地も近いです。唐津駅にはこれまで紹介した筑肥線東部の列車のみならず、多久・佐賀方面へ向かう唐津線の列車と、伊万里方面へ向かう筑肥線西部の列車も発着します。また、当駅を通る列車の一部は、唐津駅を越えて隣の西唐津駅へも行きます。

かつてと現在の唐津周辺の路線図。経路変更、東西分断などを経て現在の形になった。

 かつての筑肥線は唐津駅を経由しておらず、唐津駅は唐津線のみの駅でした。当時は唐津市内にある山本駅だけが筑肥線と唐津線の乗換駅として機能していました。そのため、博多駅方面から唐津駅へ列車一本で向かうことができず、唐津市中心部へは筑肥線東部の東唐津駅からアクセスするのが一般的でした。
 しかし1983年のダイヤ改正で、筑肥線が唐津駅を経由するルートに変更され、後に筑肥線が東西に分断されたことで、唐津駅は唐津線と筑肥線東部の乗換駅となり、山本駅は唐津線と筑肥線西部の乗換駅となりました。

 駅には唐津市や佐賀県をPRするパネルや観光案内所があります。中でも私が気になったのが

「唐津Qサバ」

というブランドのサバです。

唐津Qサバのパネル。私Y.K.が行ったのは出荷がない真夏だった。

 これは唐津市と九州大学の共同研究によって生まれた完全養殖のマサバで、寄生虫「アニサキス」が発生するリスクが限りなく0に抑え込まれています。また、生のサバ特有の生臭さも軽減されているため、なんと〆ることなく生食できるのです。脂ののりもかなり良いとのことで、これは気になる…!


今回で筑肥線東部編は以上になります。
ご覧いただきありがとうございます。


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