ハワイ島で過ごしたクリスマス。
成田からの夜便の飛行機でついたのはハワイにあるホノルルの空港。
私はそこで離島行きの飛行機へ乗り替えをした。
ホノルルで税関を終えて外に出るまではオアフへの旅と同じ流れ。
私はそこからターミナル1へ移動をする。
ターミナル1へ来ると個人的に雰囲気がガラリと変わる気がする。
はじめてこのターミナルに来た時はそれまで知っていたハワイ旅行の空港と雰囲気が違い、知らない世界へ来たと感じたのを覚えている。
スターバックスでコーヒーと朝食をゲットし、搭乗口近くの椅子へ座る。
『オアフにつきました!あと少しで搭乗します』と連絡を入れ、飛行機を待つ。ここから見える景色を見るともう少しで到着だと実感する。
搭乗時間になると搭乗口付近に人が集まる。
ここには椅子が少なくてだだーっと人が集まったりする。
成田からオアフ行きへの飛行機とは異なり、飛行機のサイズは小さくなり、日本語も聞こえなくなる。
ハワイアン航空を利用するが私はゼリーの容器のような入れ物に入る水やグアバジュースをもらうのが少し楽しみ。ただの飲み物のサービスなんだけれどほかの飛行機ではもらったことがない。ちょっとレアだと思っている。
約30-40分ほどのフライト。行先はハワイ州の中で一番大きな島、ハワイ島、ビックアイランド。その中でも私が到着したのはヒロという町。
空港はホノルルと比べるとまた小さい。雰囲気も私が普段見ていたものとは異なる。でもその雰囲気が好きだ。
空港の建物を流れ作業のようにでると外で荷物をピックアップする。初めて来たときは建物内で荷物を取るんじゃないのかと迷ったが、この空港は一度建物を出て右へ進むと荷物を受け取る場所がある。
日本は冬だったから暑さを感じた。
車に乗せてもらい、宿泊先へ向かうと目の前にマウナケアが広がる。そういえば初めてハワイ島に降り立った日、長いこと雨が降ったヒロで久々に晴れ、マウナケアがよく見えていて、『出迎えてくれているね』と言ってもらった会話を覚えている。
このnoteでは私が過ごした2回のヒロでのホリデーの様子を振り返える。
1度目のクリスマス。
一度もハワイ島を訪れたことのなかった私は見る景色がすべて新鮮だった。
空港から滞在先に行くときに見た町の様子、荷物を置いて町へ連れて行ってもらったときに見た景色。私が知っていたハワイのイメージよりもずっと暖かく、やわらかい印象だった。
LAから来たあるご家族に会うまで1週間ほど一人で過ごした。
民宿のお二人にいろんな過ごし方を教えてもらいながら過ごしたが、かなり部屋の中でパソコン作業もしていた気がする。
結局投稿しなかったが日本からヒロに来るまでに撮った動画を編集してみたり、このnoteに記録を書いたりして。その時のnoteはここにすべてある。
サンドウィッチを作って公園に行ったり、近くのビックアイランドキャンディーズに行ってみたり。雨も多かったから今日は出かけるべきなのか、どこか屋内にいるべきなのか迷いどころだった。
そんなように過ごしていたころ、一人で過ごしていた私を見て「一緒に出掛けませんか」と声をかけてくださったご家族がいた。お父さん、お母さん、お子さんの3人の家族の旅に私も入れてくださり、車もなく行動範囲が限られていた私を沢山の所へ一緒に連れて行ってくださった。
全米1といわれるハプナビーチ、火山のあるボルケーノ、ヒロのビーチ、動物園、リゾートのあるワイコロア方面など、今思い出しても本当に沢山の所へ連れて行ってくださった。私からお礼できるものは何もないのに。
あれから私はヒロと日本、ご家族はLAに帰られて一度もあえてはいないが、LAに行ってまたお会いするのが目標になっている。
クリスマスはヒロの民宿で沢山の人に囲まれて過ごした。日本の環境ではオープンにされない色んな話や意見が聞けて、圧倒されながらもこんなにも考えが違うのかと興味深かった。
年越し前にはご家族は次の旅先に移動した。さようならを民宿の階段でして、車で過ぎ去っていた光景は今も忘れない。
そんなこんなですぐに来た年越しは朝から近くの家で花火が上がっていた。
そんな音を近くで聞くことはなかったから「あれは花火の音だよ」と言われなければ、誰かが銃を持っていると勘違いしていたと思う。
花火の音と分かっていながらも、最後の最後までその音にびっくりしていたことを覚えている。
年が変わる瞬間には民宿の庭に火を焚き、その瞬間を待った。
2022年になった時には空全体に花火が上がった。
花火に何かを願うものではないけれど「良い年になりますように」と願った。
2度目のクリスマス
着いたすぐ数日後はクリスマスだった。暖かい気候の中過ごすクリスマス。25日のクリスマス当日は一人でここで何をするべきなのかわからなくなり、気分がブルーになったりもした。でもこの日が私の一人旅の切り替えの日になった。
DAY 6 ひとりでダウンタウンを何時間も散策しした。何度も来ていた場所だったけれどこんなに一人でお店をじっくり見てみたことはなかった。とても有意義な時間を過ごせて満足した日だったのを覚えている。
DAY 7 無料のバスで島の反対の町まで日帰りのバス旅もした。バスはダウンタウンからホノカアやワイメア等を通過してカイルアコナまで走る。
いつもは大きなバスがやってくるが小さなバスに沢山の人が乗り込んだ。人々の行先や目的はそれぞれ違うのにバスの中のちょっとした遠足の様子。まあ、日帰りの旅なら遠足なのかもしれない。
日帰りで出かけるとコナでの滞在時間は4-5時間。それでもその時間を目一杯に使ってコナでの時間を楽しんだ。夕方の時間とヒロへ帰る時間が重なり、バスから見える景色に見とれていた帰り道だった。
DAY 9 ついに2022年最終日。
ヒロでは朝から花火の音が聞こえ始めていた。年越しに家から上がる花火。空が暗くなり夜になると花火が見えるようになってきた。相変わらず音にはまだ慣れていなかった。
DAY 10 HAPPY NEW YEAR!!ヒロで過ごす二度目の年越し。
朝からマウナケアの頂上がくっきり見えて綺麗に晴れた日。
今日はヒロ大神宮へ初詣に行くことにした。
2023年初日もきれいな夕焼けだった。
DAY 11
今日もダウンタウンの方へ向かった。今日の目的は公立図書館。日系移民の卒論を書き始めたばかりだったこの頃、資料を求め、図書館へ向かった。
帰りには定番のパターンになっていた大好きなウベアイスクリームを食べて滞在先まで戻る。この道も何度も何度も一人で通った道。
音楽やポットキャストを聞きながら歩く道はいつも好きだった。
最後の数日には今回の滞在中に新たに出会った人や同じ滞在先に宿泊していた本土からの女性など、同じく一人旅でヒロへ来ていた方と出かけたりカフェへ行った。
なぜかずっと入ることができそうになかった大学へも行き、かつての友人やインスタグラムを通して相談に乗っていた留学生と初めて対面した。
最終日の夜はウクレレで歌を歌ったりと静かに過ごした。その日のことは別のnoteにも書いている。
ヒロ出発の日。朝早くに出た。外は暗くまだ周りは暗いの何も見えなかった。名残惜しさを感じずに帰れるからよいのかもしれないと思った。
2年ぶりに日本で過ごしたクリスマス
2年ぶりに日本で家族と過ごすクリスマスは今までのと感覚が異なっていた。2年間素敵な料理を作るハワイ島のお姉さんを見ていたからか、今年は私も料理を作りたい!と普段料理が得意というわけでもないのに、朝からクキーを焼き、午後にはグラタンに挑戦した。
クリスマスとホリデーをゆっくり過ごしてもいいと学んだのか、送ってもらった素敵なクリスマスのプレイリストを流しながら、いつも以上にゆっくりとした時間を過ごした。
今までの中で一番の本来のホリデーの過ごし方をしたのかもしれない。
クリスマスを過ぎるとすぐ来る年越し、今年はどんな様子で過ごすのか、私もまだわからない。
動画でも記録しているのでぜひ。後編もあります。
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