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【早起きできたら日記4】我が子のささやかな成長について

6:30起床。今朝は起き上がって少しだけ瞑想してみた。と言っても、やり方が合っているかは知らない。聞きかじった知識で適当にそれっぽくしてるだけのやつだ。なんちゃって瞑想を1分ほどした後ふっと目を開けたら、昨日の嬉しかったことについて思い出した。子供たちの話だ。

下の娘は4月から小学生。間もなく卒園を迎える。家ではいつもなかなか騒がしく、話も自分が思い出したら突如始める。昨日もどんな流れだったか忘れたが、「Nちゃんね、ドキドキして走ってるみたいになるんだよ!」といきなり言い出した。どういうことか詳しく聞いてみると、卒園式の練習のことだった。ホールで、名前を呼ばれたらひとりで舞台に上がり、園長先生から「卒園証書」を授与される。長男の卒園時に見たが、そういうちゃんとした形式のやつだった。それをするのが「ドキドキする」らしいのだった。走ってるみたいというのは、心臓の鼓動がはやくなること。可愛らしい表現だ。娘は6歳になるが、未だに指をしゃぶってオムツを履いて寝ている。家では奔放で主張が激しく、時々発せられるワガママなふるまいは、家族内で「ジャイアニズム」と呼ばれている。そんな娘ではあるが、少しづつ成長しているのだなと実感した。セレモニーの緊張感を味わう。それは彼女にとって「ちょっとだけ社会人になる」みたいなものじゃないかなと思った。

お風呂に入っている間、なぜか自由研究の話になった。すると、小学2年生の息子が言い出した。「Mくん、発表がそんなに緊張しなくなってきたよ!」。息子はものすごくシャイなので、新しい人と話すことや、人前に出ることが苦手だ。彼の小学校は、夏休みの自由研究をクラスで前に出て発表させる時間がある。1年生の時はそれで泣いたのだった。彼にとって衆目に晒されることは「こわい」ことらしい。似たようなシーンで「泣いちゃった」という報告を、今まで本人から何度もされてきているのだが、この度やっと「緊張しなくなってきた」と聞けたのだ!−−その後続けて、「でも◯◯の発表はダメだね。あれは文章が長くて時間がかかるから。Mくんは長いと緊張してくるんだよ。」と饒舌に語りだした。嬉しそうだった。私も、嬉しかった。子どもたちは、小さなハートをふるわせながら、少しずつ、少しずつ、成長している。その様子を彼らの口から聞けることが、大変な子育ての中で、たまに天から降ってくるギフトのように感じるのだった。


追記:そういえば私、今日誕生日だった。本当にギフトをもらっていたんですね。

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