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26歳で去った遅刻魔

遅刻をするのには理由があるし、
遅刻をしないのにも理由がある。

無条件・無意識にそうしていると思っていても、
深堀りすればその理由は見えてくる。

遅刻は直そうと思えばいつでも直せる。
逆に言えば、デメリットを感じなければ直そうとしないので、
直らないし直さない。

遅刻する人(私)の神経


私は、小学校の低学年から26歳まで、よく遅刻をする人間だった。
理由は何か?

「朝が起きられない」もしくは、
「朝、起きたくない」

これが大半である。
ちなみに、昼や夜の予定でも遅刻する時はする。
こうなってしまうと、何の言い訳もできない。
ただ、時間にルーズな人でしかない。

決められた時間には、間に合ってもギリギリか遅刻のどちらか。
たとえ何かの行事や役割をもらっていても、
基本の登場の仕方は変わらない。
全校集会、試験、避難訓練、飛行機、仕事、友人との待ち合わせ・・・

どうしても朝は覚醒するまで時間がかかる。
やっと目覚めた時には、すでに時間がない。
しかも、前日に持ち物や服などの用意もしてない為、
そこから準備を始める。
だから、その時点で本来はアウトなのだ。

でも、私は諦めない。
全力で行けばきっと間に合う!
いや、諦めも肝心?
ちょっとくらい遅れたって問題無いでしょう。

理解できる人、きっといるはず。
朝は夢の続きが見たいので二度寝しますよね?
理解できない人、もっといるはず。
人としてどうなのって思いますよね?



長年の遅刻魔が去った(遅刻癖が直った)理由

ずばり、
『尊敬する人に対して、期待を裏切りたくない思い』です。

26歳の年、私は仕事上のトラブルからストレスがキャパを超え、
仕事を辞めようとしました。
しかし、その時の上司の神対応により、辞めずに自分を取り戻すことができました。
救われた私は、仕事を通して恩返しをしたい、期待に応えたいと強く思いました。

自分自身が、人に信頼される人間になりたいと心に決めた瞬間、
いとも簡単に私の遅刻癖は直りました。

何百回、何千回と「早く起きろ」「遅刻するな」と言われても直りませんでした。
そりゃそうです。
私はそんな素直な賢い人間ではありませんから。
しまいには、遅刻癖を病だと思ったこともありましたよ。

私の若かりし頃は、たしかにひと癖もふた癖もある、ぐうたらでした。
今思えば、自己中心的な考えの未熟な人間だったと反省しております。

しかし、一生直らないだろうとも思った遅刻癖を直せた事は、私にとって大きなターニングポイントであり、自信につながりました。
そして何と言っても、遅刻をしないということは自分にとってプラスになることしかありませんでした。

遅刻しない事で得た、最大のメリット

心と時間に余裕ができるので、仕事がスムーズに進められる。
など当たり前のメリットはもちろんあるのですが、
一番は『信頼』に繋がるということです。

生きてく上で、大切なことっていくつかあると思います。
お金、時間、家族、友人、人間関係、愛だの恋だの、娯楽・・・
人それぞれですがね。
私も、もちろんそれら全般を大切だと思ってます。
でも、何が一番大切か、欲しいかと言われれば『信頼』と答えます。

あ、私は詐欺師ではございませんよ。
ではなく、私にとって信頼関係ほど心地よいものはないからです。
だけど、なかなか築くのが難しいですね。
しかも、築き上げた信頼は簡単に壊れることもあるので信頼を手にすることは容易ではありません。
お金でも得ることができないですしね。
だからこそ、信頼される人になりたいと思うんです。

毎回遅刻する人としない人、どちらが信頼できますかね。
相手がいる場合は、その人の貴重な時間を奪ってしまっているという見方もできます。
遅刻しないからといって信頼するかといえば話は別ですが、
少なくとも、遅刻しない人は安心します。
安心の積み重ねで、信頼に繋がれば私は幸いです。

遅刻癖が直った、もう一つの理由

反面教師です。
結構いい歳の先輩社員が遅刻する度、言い訳をしていました。
(ちなみに、私は言い訳はしません。寝坊しましたの一点張り。威張って言うなですが。)
その言い訳の内容も、見苦し(聞き苦し)く、格好悪いものでした。
自分はそうはなりたくないなと固く決意した瞬間でした。


遅刻はしないが、朝が弱いのは直っていない問題について

たぶん、そういう体質なんだと思います。
本当に何も目的を持たなければ、今でも起きるまで何時間でも寝る自信があります。
ですが、私は以前の私よりも賢くなったので自己分析をし、工夫をしながら生活リズムを整えることに成功しました。

◆気づいたのは、私という生き物は、睡眠時間8時間がベストという事です。
◆合わせて、スケジュールの逆算ができるようになったので、
睡眠時間8時間を確保する事で、朝がまだマシな状態で起き上がれます。
◆そして、逆に寝すぎると不調になるという事も分かりました。
◆あとは、自己暗示です。
規則正しい生活をする事で、若さや健康を保つことが出来るとか思い込みます。
◆夜ご飯を少な目にする事で、朝お腹がすくので、
早く起きてご飯食べたい!モードに持っていきます。

そんな感じで、私は私の処方箋を作り上げました。

時間と社会経験が必要だったんですね。
元上司に感謝。
自分も、よくやった。












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