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長期国債買入れ予定額の変化

日銀の金融政策が、2024年3月19日に大きく変更されました。
黒田東彦日銀の枠組みからの卒業(テクノクラート側が、政府・日銀の共同宣言以外は、好きにやります宣言)だと受け止めました。

色々と言いたいことはありますが、投資家の方から「上限を随分と減らしている」コメントもらったので、実際の値をチェック。

長期国債買入れ(利回り・価格入札方式)の四半期予定(2024年4~6月)
https://www.boj.or.jp/mopo/mpmdeci/mpr_2024/mpr240319b.pdf

対前年同期を比較できるように表にしました。また、前四半期よりも、500億円より大きい減額の場合は、ピンクで網掛けしてます。

表1:日銀資料をもとに筆者作成

表の中から、上下限がある年限のうち、上限の推移を折れ線グラフにしてみました。

図1:日銀資料をもとに筆者作成

僕は今回の日銀の政策決定を受けても、今まで通り、株式などへの投資は継続します。しかし、日本経済の先行きにはマイナスがある、と思っています。
黒田日銀時代のYCCなどの足かせを外し、裁量を増したテクノクラートが、どのような金融政策を行うのか、注視していきます。

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