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おすすめ本№1~人は話し方が9割~

大ベストセラーとなっている、「人は話し方が9割」/永松 茂久著、を読みました。

現在(2020年12月)では、書店に行けばどこの本屋でも売っていますし、ランキング入りしている書店がほとんどです。

買い物のついでに渋谷、新宿、秋葉原、上野、東京駅の書店をいろいろ回っていたのですが、全ての書店においてありました!!

人は話し方が9割

1.なぜこの本を読もうと思ったのか?

私がこの本を読もうと思ったきっかけは、現在の営業の仕事で「自分の考えている事」「提案したいこと」をなかなか言葉にできないことに悩んでいた時に、この本と出会いました。

最初に見た時は、購入するつもりはありませんでしたが、書店を回っていると何度も見かけたことで、次第に惹かれてしまい思わず購入をしました。

完全に『バンドワゴン効果』ですね(笑)
『バンドワゴン効果』については、下記のブログにまとめてあります。

ただ、本屋を巡ってみて分かったのが『話し方』に関する本がたくさん売られています。
さらに、売れている本のほとんどが「話し方」や「コミュニケーション」に関する本でした。何気なく見ていてもそう思うぐらいでしたので、本当に多いと思います。

私もそんな風に思っている1人なのですが、

日本人は他の世界諸国と比べても、『自己肯定感』がかなり低いようです。

2018年に満13歳~29歳を対象に実施をした『自分自身に関するイメージ』を、韓国、アメリカ、イギリス、ドイツ、スウェーデン、フランスと同時に実施をしました。

すると、日本人は「自分自身に長所がある」、「自分自身に満足している」という質問に対して7か国中で最下位という結果でした。

こういった背景からも、自己肯定感が低いので「話し方」や「コミュニケーション」に関する本が売れていると感じました。

では、早速概要のまとめと感想の本題に入りたいと思います。

2.話し相手を選ぶこと

まず、人と話をする上で必ず「合う人」「合わない人」が出てきます。なんとなく、「話しやすい人」「話しにくい人」と同じような感覚です。

これは誰しもが感じていることですので、「話が合う人」と話す機会を増やし、話しにくい人とは無理に話さないようにすることが大切です。

そうすることによって、

自分自身の話し方に自信がつきます。

なぜなら、自信を持てないのは「上手に話せない」と実感したり、「話したら否定的なことを言われる」といったことなどが原因だからです。

自分自身の体験ですが、自分のコミュニティーが広がれば新しい考え方、価値観が芽生えて、視野が広がります。そうすることで、限られた範囲での繋がりではないので、より「話しやすい人」と出会いやすくなります。

いままで気付いていなかっただけで、「気が合う人」や「話しやすい人」は結構多いなと感じています。
言い換えると、そんだけ狭いコミュニティーで生きているんだなと感じるぐらいです。

大前提として「話しやすい方」と関わることが大切です。

それがある中で、『話し方』だと思います。

しかし、

『話し方』よりも『聞き方』が大切になってきます。

3.「話し方」よりも「聞き方」

よく営業では「話す」よりも「聞く」割合を増やす必要があると言われています。日々の会話でも同じことが言えるようです。

なぜなら、自分は良かれと思って話をしていたとしても、一方的に話しているだけでは相手からは「自己中心的な人」や「身勝手な人」と思われてしまうからです。

あくまでも相手を主役にすることが重要になってくるわけです。

では、相手を主役にすればどうすれば良いのか?

それは、2つあるので、順番にまとめていきます。

① 相手に興味を持つこと
② 気遣いをすること

3-① 相手に興味を持つこと

 相手の話を聞く際は、自分自身が話を聞く姿勢でいなければ意味がありません。どういった方が話をしていて、どんなことが趣味なのか、どのような性格なのかを知ろうとすることが大切です。

ただ、いきなり踏み込んだ部分の話は難しいと思うので、例えば「出身地」や「食べ物」、「休日の過ごし方」などの何気ない話から話をしてみるのが良いと思います。

相手を知ろうとすれば、自然と質問も出てきますし、相手が好きな話題を見つけることが出来れば、気持ちよく話をすることができます。

それが、自分との共通点となれば、よりコミュニケーションが取りやすくなります。ただ、ここで感じたのが共通点をどうやって見つければ良いのか。

ここに関しては多くの方とお話をして場数を踏むことが必要になってきますが、自らの「引き出し」、「キャパ」を広げることで共通点が見つけやすくなります。

例えば、極端な話、サッカーが物凄く好きな方がいてサッカーに関する知識は一流であったとしても、他の経験や教養がなければ共通点は見つけにくくなります。

詳しくなくても、「サッカー」や「自動車」、「海外」、「お酒」などの様々な分野の知識があれば相手との共通点を見つけることができます。

事前にお会いすることが決まっていれば、SNSなどで検索をして情報を入手しておくことも重要です。そうすれば、相手が好きなこと、などの情報が入手できるはずです。

相手に興味を持つことが出来れば、自分が主役とならずに相手が主役でコミュニケーションが進みます。

3-② 気遣いをする

これは出来ているようでかなり難しいです。どうしても、相手に興味を持っていたとしても、『自分軸』で物事を見てしまう傾向があるからです。

言葉はたった1つの表現の違いで相手に与える印象は全く変わってきます。

自分が良かれと思っていったことでも、相手によってはマイナスの印象を受けてしまった経験は誰しもあると思います。

こういった時は相手への気遣いが足りない、相手の立場に立てていないことが原因です。

例えば、「がんばれ!」と励ましたい時に声を掛ける言葉は大きく変わってきます。

頑張っている人に「がんばれ!」と励ますのは逆効果もあれば、嬉しい場合もあります。相手の場面に立ったらどのように伝えるべきかを考えるはずです。

「優しい言葉」を掛けるのか、「ただ話を聞くのか」など違った形で励ますのも選択肢なので相手が求めるものは様々だと思います。

特にこのシーンに関しては、本の中で具体的に記載をされています。

4.最後に

具体的な話し方については、是非、本を読んでみてください。初対面の場合に意識をすることや、著者の実体験などを元に様々な角度で記載されています。

この本を読んで、話し方はスキルや訓練で変われると感じました。

ただ、人と話をする、コミュニケーションを取る際のスタンスは記載した内容だと思っています。

下記にアマゾンのリンクを貼りましたので、少しでも興味を持った方は、是非、お役立てください。

最後までご覧いただきありがとうございます!!


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