ビジネス虎の巻№3-2~感動を生み出すには~
こんにちは!!
今回は№3-1の続きをまとめていきます!前回のブログを読んでいない方は、是非ご覧いただけると嬉しいです!
前回は、「感動を生み出すため」の3つのステップということで、1つ目の『シンプル化』についてまとめました。
シンプルにした後に必要になるのが、人間の『心理的法則』を活用することです。それでは、早速まとめていきたいと思います。
2-② 心理的法則の活用
代表的な3つの法則についてお伝えします。
それは、
①バンドワゴン効果
②スノップ効果
③ウェブレン効果
の3つです。1つ1つ解説をしていきます。
2-②‐1 バンドワゴン効果
早速ですが、ここで質問です!あなたが洗濯機を新しく購入をする場合、次の2つであればどちらを選びますか??
(1)多くの方が購入している洗濯機
(2)(1)と同じ値段だがあまり売れていない洗濯機
この情報であれば違いは、『人気』があるか、ないか、の違いになってきます。
多くの方が(1)を選んだのではないでしょうか。
簡単な例ですが、人間の性質上、「人気のあるもの」と「人気のないもの」を選ぶ場合、『人気のあるもの』を選ぶ性質があります。
これを『バンドワゴン効果』と言います。
2-②‐2 スノップ効果
さて、もう1問質問です!!あなたは先ほどと同様に次の2つであればどちらを選びますでしょうか?
(1)日本全国に50台しかないカスタマイズされた洗濯機
(2)市販でいろんな家電量販店に売っている洗濯機
今回も同じく洗濯機を例にしましたが、違いとしては『希少性』があるか、ないかの違いです。
今回も①を選んだ方が多いと思います。
人間の性質上、「希少性があるもの」と「希少性がないもの」を比べると『希少性がある』ものを選ぶ傾向にあります。
これを『スノップ効果』といいます。
この2つを聞いて私は疑問に思いました。
『人気のあるもの』、『希少性があるもの』は矛盾していないか?
「人気」はいろんな人が持っている。「希少性」はほとんどの人が持っていない。
表現が違うけど言い換えたら、対になる気がしました。
しかし、実際に両方を組み入れている宣伝をしているものはあります。
例えば、
「安室奈美恵ファンクラブ会員1,000人限定、クリスマスライブ開催」
「ハローキティーが桃を食べている、信州限定キーホルダー」
などになってきます。(※実際にあるかは不明です…)
これをフレームワークにすると、
『みんなが選ぶ』×『特徴』×『希少性』
の3つを組み入れることで、宣伝に繋がるキャッチコピーになります。
2-②‐3 ウェブレン効果
結論は、『価格が高いと、その商品やサービスが高いと感じる』効果のことを、『ウェブレン効果』と言います。
ただ、価格を高くすることは、人を限定することであり、「買う人が少なくなる」ことに繋がります。
これもまた、
『ウェブレン効果』と『バンドワゴン効果』で矛盾が生まれていないか?
と感じるわけです。
ただ、『ウェブレン効果』(買う人を絞る)と『バンドワゴン効果』(人気のある)を掛け合わせると次のような例があります。
「人気の女優(≒権威性のある人)が高級ブランドを紹介する」
そうすることで、「私もあの人と同じものを使いたい!」、「あの人が愛用しているなら私も買う!」などに繋がります。
Instagramだと特にそうだと思います。高級ブランドの商品をインスタグラマーが持って投稿をしていたら、自然と購入したくなると思います。
これが、「ウェブレン効果」と「バンドワゴン効果」を上手く使ったものです。
2-②まとめ
以上の3つの効果を活用してキャッチコピーを作成するとそれだけで、宣伝効果が変わってくるはずですし、人間の心理を理解した上での戦略になります。
さらに、キャッチコピーであればシンプルですし、『シンプル化』も自動的にできると思います。
何よりも『人気なもの』、『希少性があるもの』、『買う人を絞る』を活用すると、「期待値」とのGAPが生まれ、感動も生まれ、無意識に購買活動に繋げることができるのです。
それでは、次回、『MKTの原則』についてまとめますので、是非、そちらもご覧いただけると嬉しいです。
最後までご覧いただき誠にありがとうございました!!
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