新原光太郎 (kotaro shinbara)|すすむ屋茶店|最高の日本茶体験を。

日本茶専門店「すすむ屋茶店」創業者 製茶問屋「新原製茶」4代目 noteには日本茶に対…

新原光太郎 (kotaro shinbara)|すすむ屋茶店|最高の日本茶体験を。

日本茶専門店「すすむ屋茶店」創業者 製茶問屋「新原製茶」4代目 noteには日本茶に対する考え方や、すすむ屋の事を書いていきます。 日本茶を通じて、地球と世界の人々を優しさで満たす。というvisionをもっています。 https://susumuya.com

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「すすむ屋茶店」ができるまで。

こんにちは。すすむ屋茶店の新原です。 いつもありがとうございます。今日は僕が運営している「すすむ屋茶店」の誕生の歴史、ストーリーを少しだけご紹介させていただこうかと思います。 実をいいますと、2020年の11月11日をもちまして鹿児島本店が誕生して丸8年の月日がたちました。 のらりくらりと続けてきた、この大切なお店も8年。あっという間ですね。最近では、お店のことや、僕たちのことを知ってくださる方も増えてきて本当に嬉しい限りです。ありがとうございます。 正直いうと僕の中

    • SUPPOSE DESIGN OFFICE / etc inc.吉田愛さんとの対談。改めて、日本の素晴らしさを考える。

      今回は、SUPPOSE DESIGN OFFICE / etc inc.吉田愛さんとの対談の機会をいただきました。これまで、吉田愛さんの建築を体験させていただく中で、心地よさの中にもどこか背筋が伸びる、何とも言えない感覚があったのですが、その理由が今回の対談で分かりました。 伝統を重んじながらも新しいことに挑戦する。簡単なようで難しい取り組みを建築で表現されている愛さんとの対談はとても有意義で楽しい時間でした。ありがとうございました。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

      • racuデザイナー柴田文江さんとの対談。僕は、誰でも使える優しいプロダクトが作りたかった。

        最高の日本茶体験を日常化するには、より社会的で多くの人が楽に使える急須の開発が急務だと考えていました。誰でも簡単に日本茶が淹れられる。ある意味では敷居の低いプロダクト。でも、とても優しいプロダクトです。 でも、それが美しかったら最高なんじゃないか?それが求められているんじゃないか?あえて私たちが作らなければいけないんじゃないか? うまく表現できないこのわだかまりを抱えながら、柴田文江さんのプロダクトに出会います。 この方だったら共にこの問題を解決してくれるのではな

        • ツレヅレハナコさんとの対談。きっと日本茶は面白い。(後編)

          前編に引き続き、文筆家のツレヅレハナコさんと、弊社代表、新原光太郎の対談の後編となります。後編では、実際にすすむ屋茶店のお茶を飲みながら、日本のお茶や楽しみ方について話しました。※前編がまだの方はこちらからどうぞ。 ツレヅレハナコ食と酒と旅を愛する文筆家。著書に『まいにち酒ごはん日記』(幻冬舎)『47歳、ゆる晩酌はじめました。』(KADOKAWA)、『食いしんぼうな台所』(河出文庫)、『ツレヅレハナコのおいしい名店旅行記』(世界文化社)など多数。 instagram @t

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          ツレヅレハナコさんとの対談。日本茶は面白い。(前編)

          書籍やインスタグラムでハナコさんのことは知っていて、ただ勝手に。飾らない人なんだろう。絶対にいい人というか気持ちの良い人なんだろうと思っていたから、お会いできて嬉しかった。そして楽しかった。 そして、やっぱりイメージ通り。とても素敵な方で長く話し過ぎてしまいました。僕の楽しさが伝わる対談になっていると思います。どうぞ最後までご覧ください。 ツレヅレハナコ食と酒と旅を愛する文筆家。著書に『まいにち酒ごはん日記』(幻冬舎)『47歳、ゆる晩酌はじめました。』(KADOKAWA)

          ツレヅレハナコさんとの対談。日本茶は面白い。(前編)

          茶具ブランド【すすむ屋茶具】ができるまで。

          いつも、僕のnoteをご覧くださり誠にありがとうございます。そしてフォローしてくれたり、リアクションしてくれたりしてくれる皆様。嬉しいです。ありがとうございます。 本日は、僕たちが開発している、茶具ブランド「すすむ屋茶具」についてお話をしていきたいと思います。 というのも、僕が話しているポッドキャストがあるのですが、そちらで、すすむ屋クルーから「すすむ屋茶具」について話してほしい。という声をいただいたきました。それはいい案だね。と思い、話す内容を考えていたところ、note

          新しいパッケージデザインについて

          いつも、僕のnoteをご覧くださいましてありがとうございます。 本日は、新しくリニューアルしたパッケージデザインについて書いていこうと思います。パッケージデザインはお店を運営する上でとても大切な要素だと思うし、僕自身「何を考えてつくってるんですか?」と聞かれることも多いから。 今回のnoteを通じて、すすむ屋茶店のパッケージに対する考え方を知っていただき、より僕達や日本茶の事が好きになってくれたら嬉しいです。 何故パッケージを変えることにしたのか?そもそも、何故パッケー

          2000円/100gの日本茶(煎茶)は高いのか?

          いつも、僕のnoteをご覧くださりありがとうございます。毎回見てくださる方や、「スキ」してくださる方がいて励みになっております。ありがとうございます。 今日は、以前から思っていたことについてお話してみようと思っています。日本茶。特に煎茶を販売する人たちにとって、少しでも勇気が出る話になるようにまとめたいと思っています。 タイトルに対しての答えから申し上げると、僕は、2000円/100gの日本茶(煎茶)は安すぎると思っています。ありえないと思っています。そのことについて、お

          香りのプロフェッショナル。山内みよさんと対談をさせていただきました。

          僕は、日本茶の風味を決定する要因として、「香り」が最も重要だと感じています。山内みよさんは、香りのプロフェッショナル。「Aronatura」を主宰し、プロダクトの開発や空間調香に携わっています。以前から山内さんと「香り」を軸にお話したいと思っていました。念願の対談は僕にとって学びそのもの。新作急須「warenai」も使用しながら、すすむ屋茶店の定番茶をお楽しみいただきました。ぜひみなさまにもご覧いただきたいです。山内さん、とても楽しい時間をありがとうございました。 山内みよ

          香りのプロフェッショナル。山内みよさんと対談をさせていただきました。

          【racu】がもたらす日本茶の未来。空間・プロダクトデザイナーの二俣公一さんと対談をさせていただきました。

          日本茶はもっと楽でいい。のコンセプトからスタートした、私たちの新しいプロダクト「racu」。その最初のプロダクトである急須『warenai(ワレナイ)』について、そして、これからの日本茶が広がっていくための文化について、空間・プロダクトデザイナーでもある二俣公一さんと、対談をさせていただきました。 お話を進めていくにつれ、同じ鹿児島で、おそらく同じお茶の風景をみていたことで、とても話が弾みとても楽しい時間でした。二俣さん。貴重なお時間をありがとうございました。 手前味噌で

          【racu】がもたらす日本茶の未来。空間・プロダクトデザイナーの二俣公一さんと対談をさせていただきました。

          ティータイムボックス(TTB)の販売開始。僕たちがパッケージをリニューアルする理由。

          いつも、noteをご覧くださり誠にありがとうございます。 今回のテーマは、すすむ屋茶店が取り組んでいる、パッケージリニューアルについて。少しお話をしようと思っています。 先日から自社メディア等でご案内している「ティータイムボックス」(通称TTB)につづいて、現在、定番の緑色の煎茶とほうじ茶などのパッケージもリニューアルを進めています。 10年間、一度も変えてこなかったパッケージをここにきて変えることについて。何故?と思われる方もいるかもしれませんが、私達にとって、それは

          ティータイムボックス(TTB)の販売開始。僕たちがパッケージをリニューアルする理由。

          【racu】の開発は、「すすむ屋的 民主化運動」だと思ってもらえると嬉しい。という話。

          まずはじめに、この話が重い話ではないことを説明しておく。タイトルがだいぶかっこいいものに仕上がっているので警戒された方も多いと思う。でも大丈夫。(笑)。そんな話ではない。(笑)。 単純に僕達が、なぜ【racu】を作ろうと思ったのかを記しておくことが未来の自分たちにとっても、これから【racu】を手に取っていただく沢山の皆様にとっても、良いことだと思ったからだ。 だってそうでしょ? プロダクトやサービスには必ずストーリー(意味とか経緯ともいう)がある。機能面や容姿は、実物

          【racu】の開発は、「すすむ屋的 民主化運動」だと思ってもらえると嬉しい。という話。

          日本茶のハーブティーつくらないんですか?

          「日本茶のハーブティーつくらないんですか?」 この問いに対する答えはいつも「NO」なのだが、それには理由がある。 そもそも僕は、日本茶に何かを加えていく行為が「料理」に該当するものだと思っていて、それは「料理人」に委ねる方がいいと考えている。もちろん、生産者自身が料理をおこない、前菜からデザートまでを作り上げることができればいいと思うし、漁師が寿司店まですることがいいことなのかもしれない。でも僕は、分業でいいと思っている。現時点では分業の「方」がいいと思っている。ワインの生

          【日本茶の未来2022】①これからの「目利き人」について。

          こちらの【日本茶の未来2022】では、私、すすむ屋茶店の新原が、2022年の1番茶・2番茶を終えて、感じたことを書いております。手前味噌ですが、日本でもトップクラスに日本茶を見てきている僕にとって、お茶は人生そのもの。 だからこそ、誰よりも日本茶の未来を信じていると同時に、心配もしております。(笑)。 今回もいつも通り、素直に書いていきたいと思っておりますが、その為に行き届かない文面なっていることもあるかと思います。戯言だと思い、見逃していただけると幸いです。 最初のテ

          【日本茶の未来2022】①これからの「目利き人」について。

          すすむ屋茶店「L」に込めた思い。鹿児島で新業態をはじめる意義。

          こんにちは。 いつもnoteを見ていただきありがとうございます。ここでの活動は、僕の頭の中の整理整頓になっていると同時に、最近では、方位磁石にもなっているような気がしています。 それと、重要なのが、すすむ屋茶店を応援してくれている人達がたくさん見てくれている。その方たちにどんな人が運営をしているのかを知っていただくのはいいと思うし、更に言えば、すすむ屋のクルーも見てくれているから、皆へのメッセージにもなるからね。 というわけで、今日もゆっくりと書いていきたいと思いますの

          すすむ屋茶店「L」に込めた思い。鹿児島で新業態をはじめる意義。

          茶業に関わる新世代へ。そのままで行こう!もっと伸ばそう!美味しいお茶を伝えていこう!

          こんにちは。 すすむ屋茶店とか、新原製茶とか、日頃からお茶に関わっている新原です。 こうやってnoteを書いていると、色々な人からメッセージもらうことが増えまして嬉しい限りです。また今まで、日本茶に関わってこなかった人たちが、日本茶に興味を持って日本茶のビジネスを始めていることを知ることが出来たり、新しいことに取り組んでいる人たちもちらほら。こちらも特に嬉しいですねーー。 茶業に関わってから、日本茶はもっと評価されるべき。 なんて思っていましたら、その時代がいよいよ到

          茶業に関わる新世代へ。そのままで行こう!もっと伸ばそう!美味しいお茶を伝えていこう!