『孟子』尽心上２１８ー孟子の言葉（８６）凡庸な民と、抜きん出る人
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孟子は言った。
「文王が出現するのを待って、それから立ち上がる者は、凡庸な民だ。
あの豪傑の士のように、文王がいなくとも、自分で立ち上がるのだ。」
孟子は言った。
「韓氏（かんし）や魏氏（ぎし）のような、大富豪の富を与えてやるのだ。
それでも、自分自身を振り返って、仁義の道にはまだ遠いと、満足していないのであれば、その人は、人々よりもはるかに抜きん出た存在である。」
＊韓氏と魏氏は、それぞれ春秋時代後期に、晋を分割、韓と魏を建国した一族です。
韓や魏は、当時の先進地域を抑えていたため、大富豪の代名詞として扱われていたようです。
＊以上、『孟子』尽心上２１８ー孟子の言葉（８６）凡庸な民と、抜きん出る人
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