『孟子』尽心上217ー孟子と宋句践の対話 遊説の極意 支那・中国古典シンプル全訳 2022年2月13日 09:48 ◆全訳はこちら↓ 孟子 もうし ―全訳―(支那・中国古典シンプル全訳シリーズ) www.amazon.co.jp 1,250円 (2022年03月04日 17:00時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する *今回は、遊説家である宋句践(そうこうせん)との対話です。孟子は、宋句践に言った。「あなたは、遊説を得意とされるようですね。では私からあなたに、遊説について語ることにいたしましょう。人があなたを理解してくれたとしても、満足して無欲であること。そして、人があなたを理解してくれなくとも、満足して無欲であることです。」宋句践は言った。「では、どうすれば、満足して無欲にふるまうことができるのでしょうか。」孟子は言った。「徳ある人物を尊敬することです。そして、義を楽しむことです。そうすれば、満足して無欲でいられるでしょう。ですから、このような士は、困窮しても義を失わず、どれほど出世しても、道から離れることはありません。困窮しても義を失わないのです。ですから、士は、自分を見失いません。そして、どれだけ出世しても、道から離れません。ですから、民の期待が失われることもありません。古の人は、志(こころざし)を達成したら、その恩沢を民にまで与えてやったものです。そして、志を達成できなくとも、自身の身を修めて、世間に立とうとするものなのです。それに、困窮すれば、ただ自分の身だけは善であるようにします。そして、出世すれば、善を天下に広めるのです。」*以上、『孟子』尽心上217ー孟子と宋句践の対話 遊説の極意 ダウンロード copy #哲学 #中国史 #中国思想 #諸子百家 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート