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世界一周16カ国目:フランス備忘録~意外と臭くて汚い花の都~

どうも、しなーです!私は金持ち社長に連れられて世界一周をしている29歳男性です。オーストラリア、インドネシア、マレーシア、タイ、ベトナム、香港、インド、ドバイ、ケニア、エジプト、ギリシャ、イタリア、モナコ、スペイン、ドイツを経て現在はフランスを旅行しております。

フランスと言えばルーブル美術館、ベルサイユ宮殿、凱旋門、シャンゼリゼ通りなど、世界的に有名な観光地がある国です。
その首都は花の都などとも呼ばれており、この国・この都市を知らない人間はほぼほぼ存在しないと言ってしまっても良いでしょう。
歴史も深く、なんとなく高貴で美しいイメージのあるそんな街かと思います。

一方で移民問題でかなり揉めている国でもあり、つい最近までデモがあって街が焼かれていたりなど、治安があまり良くないという話もよく聞く街でもあります。

世界を知るならフランスは欠かせないなということで、今回はフランスに行ってまいりました。その首都パリを実際に見てきたので、レビューしていきたいと思います。

【第一話:世界一周旅行に行くことになった理由
【前回:ドイツ編


一日目:電車移動とパスポート

ケルンよりユーレイルパスにてフランスへ

イタリア編で話した通り、ヨーロッパ間を移動するならユーレイルパスというものを使って移動するのが非常にオススメです。

なのでこの日もユーレイルパスにてフランスを移動していました。
ケルン→パリまで約3時間の移動で、ゆっくりと先の話をしながら社長と移動していたのですが……

社長がケルンにパスポートを忘れたことが判明

一等車

パスポートって皆さんどの用に保管されていますか?
ホテルの金庫に預けたり、常に持ち歩いたり、自分のカバンに鍵をかけて部屋においておいたりなど、人によって対応は様々かと思います。
※僕は今回、常に身につけているウエストポーチの自分の体側の部分に常に収納していました。

そして社長は持ち運んだり金庫に入れたりを使い分けていたみたいで、今回はパスポートと財布を金庫に入れっぱなしにしてしまったようです。

フランス行きの電車の中でその事実が発覚し、2人で慌てておりました。財布は財布でめちゃくちゃな金額が入っており、無くすにはあまりにも高すぎる出費だったのと、それ以上にパスポートがなくなるのはやばすぎます。
ホテルに電話をして金庫の中にパスポートと財布を確認すると、取りに帰ることになりました。

この後実は社長の息子さんがフランスに到着する予定だったため、社長に取りに行かせるのも微妙な話です。こんなときのためにアシスタントの私がいるので、翌日私が一人でケルンに戻ることで合意し一旦はこのままフランスへ向かうことにしました。
※ちなみに300ユーロを報酬としていただきました。ありがたいことです……。

フランス到着。治安が良さそうな感じはあんまりしない

駅舎

一旦財布のことは忘れ、フランスに到着する我々。到着してすぐ思ったことが、
「あれ?ちょっと危険そうな臭いがするぞ?」
ということ。
特段危ないことをされたり何かパクられたりみたいな経験は今のとこ一回もしていないのですが、ギリシャとかイタリア、ドイツよりも明確に恐怖感がありました。
「それってあなたの感想ですよね?」
と言われればそれまでなのですが、他の都市に比べて明らか恐怖感があったんですよね。

バス移動は現金のみ

バス座席

バスはクレカ使えません。ユーロが必要になるので、できれば小銭を用意しておきましょう。一人あたり2.5ユーロで払いきりタイプのようでした。

運転手が座っているのでその人にお金を手渡せばチケットを売ってくれます。

街は所々糞尿の臭いがする

治安が良くないと感じたのにこれもあるかもしれません。

パリは街が時折糞尿臭いんですよね。
正確に言うとヨーロッパの国大体で時々思うことなんですが、尿のアンモニアによるツンとした臭いが時折香ってきて、非常に不快に感じることがあります。日本でいうと西成あたりに行ったときにする香りが結構普通の街中で漂ってきます。

そしてパリはそれが他の国と比べて強く感じました。街の景色自体は綺麗なんですが、よく見ると地面とかは案外汚いですし汚れてるんですよね。
見てくれは綺麗だけど実は汚いという感じで、これは結構意外でした。

社長の息子と合流

先程ちょろっとだけ述べたのですが、フランス編・イギリス編において、社長の息子さんがこの旅行に緊急参戦することになりました。

丁度私達がフランスに到着する日に社長の息子さんがいらっしゃいまして合流しました。私はこの日仕事で動けなかったのであまりお話できなかったのですが、翌日からご飯などをともにすることになります。

ちなみに息子さんは優しい系のイケメンさんでした。
性格も穏やかで人に好かれそうな方だったので、共学に入ったらさぞモテることでしょう。

二日目:パスポート奪還作戦

パスポートを取りにケルンへ

翌日は朝っぱらからパスポートを取得するために朝7:30にケルンへ旅立ちました。

ケルン大聖堂の中

ただ舞い戻るだけなのもあれなので、見逃していたケルン大聖堂の中身を見たり、

ケッチャップは基本つけないらしい

ケッチャップなしで食べるホットドックを食したりなどしてから宿に舞い戻り、パスポートと財布を受け取ります。
ちゃんとお札も減っておらずしっかりと社長から報告された数があったことを確認し、それを手にパリに舞い戻ります。

またしても動かない電車

直通のハズなのに乗り換える私

ちなみに行き帰りどっちも乗換なしの電車を取ったのですが、帰りの電車がいきなり停止し、動かなくなりました。
「これはまさか……」と思っていると、予想通りその電車が目的地に行けなくなったとのこと。強制的に乗り換えが発せします。本当にヨーロッパの電車きらいですわぁ……。
乗り換えが嫌だったので直行を取ったのですが、ヨーロッパの鉄道は本当に適当です。

街を軽く観光

ケルンから戻った後、晩ごはんで社長と合流することに。
ただ晩ごはんまでは大分時間が余っていたので、街を探索しにいきました。

エッフェル塔
凱旋門
シャンゼリゼ通り

なんか見たことある!って光景がそこら順にあって、これはヨーロッパにきた感があって非常に面白いです。ちょいちょい汚かったり、時々糞尿臭がしたりとイメージダウンなことをやってきたりはしてますが、流石は花の都。景観は非常に美しいです。

ただ、エッフェル塔の辺りとかはスリが非常に多く、
「署名活動お願いします!」
と言われて署名をしている間に財布をすられる!みたいなこと結構あるらしいので注意してください
。私はニ回ぐらい話しかけられましたが、スルーしました。

シャンゼリゼ通りや凱旋門付近はあまりそういった輩は見かけなかったように感じます。

VITON本店

ちなみにシャンゼリゼ通りにあのルイヴィトンの本店が鎮座しています。ここは入店待ちで常に行列になっていて、入ると一組に一人必ず担当者が付くようです。

社長と息子と晩ごはん

ご飯は社長が「フランス料理を食べたい!」
と仰っていたので、近くのフランス料理屋を探すことになりました。
フランスに来たならフランス料理は絶対に食べた居!と思っていたので、ありがたいお話です。
ただ、8月は休みを取っているフランス人が多いとのことで、お店が休みのことが多く、探すのに一苦労でした。

アボカドサラダ
牛ヒレのシチュー

結局フランス料理って何なの?

全体的に非常に美味で、インドネシアとかを回っていた時の絶望していた僕に自慢をしてやりたいものです。ヨーロッパは何を食べても一定水準のものが出てくるので、本当に嬉しいです。

ただ、美味しかったんですが、未だに疑問が晴れないことがあって、それは
「結局フランス料理って何なん?」
ということ。
日本料理なら寿司、蕎麦、カツ丼、天丼とかっていう風にいくらでも「具体的なご飯の名前」で言えますよね?
ただ、フランス料理って具体的に思い浮かぶのありますか?

大分お高いフランス料理を食べさせて頂いたのですが、結局その答えを得ることが出来ませんでした。
今のとこの僕の結論は「それっぽいお店で食べる高級な料理」となっています。

三日目:息子さんとランデブー

ランチ後、美術館訪問

ランチで食べた1キロの肉

次の日は昼から稼働することに。
昼食は日本人のフランス駐在員がオススメしていたお店でランチを取ります。牛ヒレ1KGのステーキを頂いたのですが、このステーキがめちゃんこ美味かったです。これは普通にまた食べたい。

しかし流石若さというか何というか、社長の息子さん大分細身であるにも関わらず、肉ガッツガッツ食べた上に社長の食べ残しとかも食べてました。流石16歳。

オルセー美術館で落ち穂拾いを見る

落ち穂拾い

フランスには何個かデカい美術館があり、オルセー美術館もその一個です。
ルーブル美術館に比べれば知名度こそ劣るものの、ミレーの落ち穂拾いなど絶対にどっかで一度はみたことある絵画などが飾られており、作品数はかなり膨大です。

名前わかんないけど絶対見たことある

↑の絵とかも美術の教科書あたりで絶対に見たことあるんですよね。名前が思い出せなくてモヤモヤしてるんで、ご存知の方いらっしゃったら教えてください。

ちなみにルーブル美術館は見れずじまいで終わってしまった

ルーブル美術館

この旅が始まってから何個か「やっちまった……」と思う出来事があったのですが、ルーブル美術館もその一個になります。
ルーブル美術館は現在人気すぎて予約制になっており、ある程度前もってチケットを買っておかないと入ることができません。サクラダファミリアとかと一緒ですね。

フランスに来たら絶対に見たかった一個なので、これはまじでミスりました。予約が必要だとは……。特に8月はハイシーズンで埋まりやすいので、事前予約必須になります。

社長がダウン

そしてこの日は事件がありまして、なんと社長が体調不良でダウンされてしまいました。ギリシャあたりから体調を崩されていたのですが、この日は体調の限界が完全に来てしまったようです。

お腹の不調をずっと訴えられていたのですが、この日はどうやら熱もでてしまったらしく、ここで社長は離脱し、私が社長の息子さんと2人で出かけることになりました。

息子さんと2人でベルサイユ宮殿へ

元クライアントの社長と旅行に来ている時点で中々意味わかりませんが、更にはその息子さんと2人でベルサイユ宮殿を回るという訳のわからない状況になりました。

僕は連れてきていただいている側なので「何でもやります!」って感じではありますが、息子さんからしてみたら「誰やこいつ?????」ってなりますよね。

多分相当気を使ったんじゃないかなーと思います。
ただ、色々と共通点があったりしたので、会話がしやすく、社長のお話とか含めてお話させて貰い、結構仲良くなることに成功しました。
そして地味に社長の面白い話とかも色々仕入れることに成功しているのですが、それは内緒にしておきます。

ベルサイユ宮殿はめっちゃ面白かった

ベルサイユ宮殿

ちなみにベルサイユ宮殿はこんな感じで、まさに豪華絢爛、絢爛華麗という言葉が似合う超絶ゴージャスな場所でした。

天井
同じく天井
安眠できなさそうな寝室
バカほど広い

とにかく華美で派手。これでもか!ってぐらいに装飾が施されており、みているだけで飽きません。日本語のオーディオガイドもあるので、解説を聞きながら回ることが出来るのもありがたいです。

僕らが訪れたのが16時で、17時30分閉館なのであまり長居できなかったのが残念ですが、ここは訪れてよかったです。

ちなみにですがベルサイユ宮殿は裏側が馬鹿ほど広く、尚且つ非常にオシャレなので眺めたり歩いたりするのもオススメです。

裏庭側からの写真
裏庭の写真。「見える所一帯」が敷地です

そして実はその馬鹿ほど広い場所を小ちゃいカートで回る事ができます。
残念ながら国際免許証が無いと運転は出来ませんが、もしお持ちの方がいらっしゃったらこれを乗り回すのは非常にオススメです。

中華料理屋で晩飯

久しぶりの中華

ベルサイユ宮殿から帰った後、晩ごはんは社長提案で中華料理を食べることに。お腹も痛めてしまっているので、温かい野菜とか温かいスープが食べたかったのだそう。

海外に来て気がついたんですが、大体の海外の料理って日本みたいく簡単に食べれるスープってあんまりないんですよね。というより、あまり定食の概念がないと言うか。

この中華も中々美味しく、この手の料理に飢えていた僕には非常に刺さりました。やっぱりスープと麺ってめっちゃ良いわ……。

四日目:英国へ

社長、復活

翌日、社長はすっかり回復を果たしたらしく、いつもの状態に戻っていらっしゃいました。
私がインドで患ったやつにかかってしまった場合、5日ぐらいは引きずる可能性あったので、一日で治って安心しました。
長引いた場合どうしようかと思いましたが、復活されたのでそのまま予約していた列車で英国に向かうことになりました。
続きは英国編にてご確認ください。

総評

また行きたい度

★★★☆☆
また行きたい度は★3つ(2つより)といった所です。その理由としては

  • 料理は美味しいけど、値段以上に料理が美味しいわけではない

  • あんまり治安が良さそうでもない

  • そこまで滞在していて楽しいなと思える街でもない

  • 物価が高いから気軽に行けない

というのがパリの正直な感想です。
ただ、ルーブル美術館は人生で一回は行ってみたいので、★3つとさせてもらいました。
それがなければ★2つになってしまう街だと思います。

言うてそんな憧れるほどの街ではない

パリは非常に歴史が深く凱旋門やルーブルなど、世界に名だたる有名スポットが至る所にあります。
また、街も美しく、Theヨーロッパ!という感じで非常に華やかです。
間違いなくインスタ映えしますし、オシャレなことは認めます。

ただそんな憧れるほど華やかな街ではないなと感じました。
移民問題がどうこう、って話はありますが、多分一回パリに行ってみればその感じはわかります。糞尿の臭いが、みたいな話もしましたが、恐らくそれはこの問題とも関わっています。
案外現実の課題と、過去から続く栄光。この2つが混じり合った都市がパリだったなぁと思います。

人種差別について

"アジア人は差別される"的な話をインターネットで聞いたことがあります。
ヨーロッパの中でも特にフランスとかはその傾向が強い、みたいな風のうわさを耳にしていたので、正直ちょっと警戒しておりました。

が、正直そんな差別的な言動をされた覚えは一回もありませんでした。普通にみんな好意的に話しかけて来ましたし、そんな差別的なことしてくる人いなかったですね。

あと聞いていたのが「フランス語に誇りがあるから、フランス語でしか喋らない」みたいな話も聞いていたんですけど、あれは嘘ですね。
英語で話しかければ、英語がわかる方なら普通に言葉を返してくれます。結構好意的ですよ皆さん。

もしかすると英語が全くわからないとか、話しかける時に一切の愛嬌無しに話しかけたとか、そういう場合はあるかもですが、それは日本も一緒ですからね。

Uberについて

フランスは問題なくUberが使えます。
もし移動方法に困ったらUberが利用できるので、Uberを使って移動するのがオススメです。

かかった費用

宿泊代:214,146円
飲食代:57,549円
移動費:72,930円
雑費:9,660円
計:354,285円
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前回までの累計:4,830,874円
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累計:5,185,159円

ついに大台の500万円を超えてきました!ありがたい限りです……。
ちなみになんですが、社長の息子さんの飛行機代を社長が当然払っているのですが、イレギュラーな費用すぎるので今回はその代金に含めておりません。
※息子さんの宿泊代やご飯代は含めております。

ざっくりとしたふたり旅の予算としてお考えください。

まとめ

以上がフランスのパリ編でした。
個人的にはあまり評価の高くない街ですが、イタリア同様ヨーロッパヨーロッパしてるので、ヨーロッパ好きにはたまらない街かと思います。

そして次回はEUを離脱し色々不安定になっていると噂のイギリス編になります。メシマズ大国としてしられるイギリスですが、果たしてその真偽や以下に……。
是非次回も御覧ください!

【次回:イギリス編
【リアルタイム更新:@gareimeguri


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