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脳内に言葉が多い


天才キッズ

幼い頃は家族から「詩菜は口から生まれたんじゃろうね〜」と言われるようなおしゃべりキッズでした👶
(ちなみに口癖は「しいちゃんすごいでしょ?!」だったそうで、素晴らしい自己肯定感の高さ)

決して英才教育を受けたわけではないものの、読書好きの母が毎日毎晩絵本を読み聞かせてくれたことだけは覚えていて、そのまま本をよく読む人生を辿って参りました。
得意教科はもちろん国語、「テスト勉強いらんよね?その場で文章読んで回答するだけじゃろ?」と本気で思っていたよ。神童と呼ばれたね。

私小学生の頃、公文の国語で高校生の教材を解いてましたからね。それで表彰されちゃったし。
夏休みの読書感想文や一言日記も大得意で、最終日に追い詰められて書く割には非常に好成績で。
へっへっ、あの時はありがとうございます。

あー私はおしゃべりで、国語が得意で、作文も好きで、たくさん褒められて、楽しいなぁ〜と思っていました。

大人になるとそうはいかず

ところがどっこい
さぁ大変、脳内に言葉数が多すぎるのです。

日常生活の様々な場面でいろんな言葉が浮かんでは消え、浮かんでは消え。

その言葉たちは基本的には、誰か相手に伝えるか、SNSに発信するものなので、自分なりにそれなりに、整えるわけです。整えてるうちに、「あれ、これ整えてるっていうか〜、発信を前提に他人ウケを狙った言葉なんじゃない?」とか思えてきちゃって。

たくさん浮かぶ言葉の中に、きっと1つは潜んでいるであろう自分の本音が、どれなのか。分からなくなります。

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1年半前のつづき

っとぉ、ここまでを書いていたのが2022/6/26。
本日は2023/12/4。
この間何があったのでしょう🤔
突然飽きて、突然アプリを消しました。
そして突然noteの存在を思い出し、続きを書くことにしました。

1年半の間に、何もかもが変わりました。
良い意味じゃないニュアンスは伝わるかな。
今の私は、ちょっと、しんどいです。now。
1周回って戻ってきたものもあるし、180°違う見方をしているものもあるし、だけどすごく変わったとは思う。

しかし現在も尚、脳内に言葉が溢れて止まらず苦しくなって、どこかにアウトプットすることでちょっとスッキリしたくなり、このnoteに縋りついてみます。

「言語化できないモヤモヤ」とやらを、わざわざ言語化しようと試みてしまいます。
誰かの悩みを聞く時も「あーそうか、こんなことがあってこんなふうに思ったんだね。それはこう感じるよね。」と全部勝手に言語化します。

それってすごく感謝されてきたし、自分でも得意なことだと思っていて、「私は言語化能力標準よりやや高めだぞ(もちろんライターや作家を生業にしている人には大負け)えっへん」と思っていました。

SNSで発信する文章も、よく「好きだよ」「見てるよ」と言われたり。
お友だちと喋っていても、名言メーカーになれちゃって。
何の才能もない私の、唯一ちょっと得意だと胸を張れることでした。

閉店ガラガラ

ところがどっこい②
ある日、ある人に、
「あなた、わざわざ全部言語化しなくていいのよ。モヤモヤしたものはモヤモヤしたままにしておきなさい。」←口調で誰かバレそうじゃ
と言われて、びっくり仰天、天地がひっくり返りました。

え、あれ、そっかぁ、モヤモヤってモヤモヤのまま放置しとくのアリなんだぁ〜

確かに、言語化しようとする過程の中では嫌なこと腹立たしいこと苦しいことに対して時間をかけてしっかり向き合い、分析し、反芻してまた「あぁん💢😢」となることが多かったのです。
時には、サラッと流す。忘れる。

えぇん、むず。「時には」って人は簡単に言うけど、その「時」とは一体いつなのか教えてほしいさ。然るべき時が来たら、アラームとか鳴らねぇかな。

この世の、曖昧で微妙で矛盾でグラデーションなものたちは全て、私が言語化することで救えると信じていたばかりに。衝撃的でした。

じゃあ、それをきっかけにモヤモヤがモヤモヤのまま放置することができるようになったかと言うと。なってないから今日も私はまたnoteを書いています。
人はそんな簡単には変われないからねぇ。

ってなわけで

noteへの書き殴りを再開します。
多分1年半前にこの記事を書き始めた時は、ゴールはそんなところにはなかった。
あと「わざわざ言語化しなくて良いのよ」と言う言葉に出会ったのもここ1年です。

それは私にとってすごく大切な言葉にはなったけど。まだうまく自分の腹には落とし込めず。
もう少し生きてゆく中でいつか分かる時が来ると思ったので、一旦諦めてみます。

言語化しないことを諦めた私の、でも別に言語化のプロでもない私の、とてつもなく中途半端なnoteの再開を祝って。

公開。

🥂


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