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バチェロレッテに学ぶ「人生の決断」
「これが私の決断で、私は誰かを納得させるために自分の人生の決断をしていません。自分の納得の行く決断を下しています」
「これは私の物語であり、私の旅です。誰がなんと言おうと、私の決断に迷いはない」
10月30日に最終話が配信され完結した、Amazon Primeの『バチェロレッテ・ジャパン シーズン1』。
リアリティーショーや恋愛バラエティー番組にはほぼ興味がないのですが、「バチェロレッテの福田萌子さんがすごい」という評判をちらほら目にしたことで彼女自身にとても興味が湧き、最終話配信の約1週間前から追いかけて全話を視聴しました。
実は、わたしが最初に抱いていた萌子さんの印象は、あまりいいものではありませんでした。というのも、番組紹介のビジュアルや映像で見た彼女がとても高飛車そうに見えたからです(失礼)。
しかし、番組を観進めるにつれ、当初のわたしの勝手な印象はどんどん覆されていきました。
彼女はとにかくまっすぐで純真で、感受性も表情もとても豊か。
そして、自分の想いや考えを自分の言葉で的確に表現することもできるうえ、相手が発するちょっとした言葉や表情から、その人そのものを見極める洞察力も鋭い。
だからこそ素敵で、だからこそ繊細過ぎて危うい。
そういったところが、とても魅力的な人だなと思いました。
そして、冒頭の言葉は、最終話配信後のスタジオトーク『アフターファイナルローズ』で彼女が毅然と発したものです。
わたしはこの言葉を聞いた瞬間、背筋を伸ばし、居住まいを正していました。
自分がこれまでの人生で下してきたあらゆる決断は、一体誰を納得させるためのものだったのか。
振り返ってみると、本当の意味で「自分の人生の決断」をしたことが少ないように思い、なんだか恐怖心にも似たざわつきを覚えました。
「みんなそうしているから」
「親がうるさいから」
「どうせ自分には無理だから」
「そういう空気だから」
「友達がそう言ってたから」
「どっちを選んでも変わらないだろうから」
「わたしにはこの程度でちょうどいいから」
最終的に自分で決断したとはいえ、こういった枕詞がついているものが結構あった気がするんです。みなさんは、いかがですか?
自分の人生は、自分にしか生きられない。
頭ではそう分かっていても、口ではそう言っていても、日々無数に訪れる選択の場面での決断を、自分の人生の責任を背負って下せているか。
「わたしがそうしたいから」
「わたしにとってこれが一番大事だから」
「これがわたしの決断だから」
他の誰でもない自分の人生のために自分がもっとも納得できる決断を、わたしも始めます。
これはわたしの物語であり、わたしの旅だから。
Shina
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