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TOPを見せる

僕は子供にトップを見ること、経験させることが
何事においても大切だと思ってます。

今回はTOPを見せることについてお話したいと思います。

■なぜTOPを見せることが大切なのか

我が家は中学受験を始めた年に開成中学の
文化祭へ行きました。

それは

「あこがれる生徒」

を見つけに行く為です。

「あこがれる人」がいるとその人を真似したくなりますよね?
特に子供はヒーローやプリンセスの真似して遊ぶように、
真似するのが好きで得意なんです。

だから、子供にもわかりやすい「身近なTOP」を
見せてあげるとより効果的に真似をしてくれます。

我が家は開成中学校の文化祭へ行った後、
このような会話をしてました。

私 :「やっぱすげぇーな開成は!」
息子:「人めっちゃいっぱいやったな!」(←そこかい!)
私 :「○○が思った、すげぇー人いた??」
息子:「ポケモンのカードで遊ぶ教室にいた人!」
私 :「なんで?」
息子:「自分たちでカードゲームのルールを作ってたから」
私 :「へ〜、やっぱ開成やな〜」(←いまいち理解できてない)
息子:「あと、電磁石で釘の銃つくってた人!」「あんな実験していいんやな〜」
私 :「開成の文化祭は先生が何も手伝わないし口も出さないのにな」
息子:「お父さんは?」
私 :「中庭にいたゴミ箱係の人たち」
息子:「なんで?」
私 :「中庭のゴミ箱がちゃんと分別されなくなってきたときに高校生のリーダーがすぐに気がついて、中学生たちにお客さんがゴミを捨てる前にそのゴミを預かって、自分たちが分別しようってその場で解決策を考えて実行してたから」
息子:「ふーん」(←ピンときてない)
    以下省略 

■TOPを見せたあとに実践したこと


前述の会話を機に息子との会話の中で、開成に受かる人は
どういう勉強をしてるのか、どういう人が受かるのか
など
TOPの人を基準にして会話することが多くなりました。
そして一緒に調べたり、聞いたりして情報を収集しました。
(意識高い系の出来上がりです 笑)

そのような会話を重ね、自然とTOPの人を意識するようにさせ、
クラスのTOP、塾のTOPとあらゆるTOPを見つけては、
「この人のここが凄い」
「こういうことをやってた」
など
良い点を見つける訓練をさせました。
(悪い点を見つけさせたら絶対にダメです)

余談ですが、我が家の息子はちょっと変わっており、
ある日、クラスTOPの子のお弁当までチェックしたらしく、

その時の息子の言葉が
「お父さん◯◯君のお弁当箱が伝統工芸品やった!」

僕は
「やっぱTOPはちゃうな〜」
と一緒に感動しておきました。

話を戻すと、いろいろなTOPを意識させることで、
実力より上の問題にチャレンジするようになってきました。

「この問題、開成中で出題されたんやって」
「模試のこの問題、正答率5%やって、これとけたらTOPと取れるな」

と言うと、

「解きたい!」
となり頑張りますが・・・。

現実は解けるわけがなく心が折れます 笑

そこで親としては

「そんなすぐに解けるわけないやん〜」
「ちなみにここの中学も凄いで〜」
「正答率20%からチャレンジしようぜ」


て言いながら、もっとやさしい問題を解かさせました。

そして、我が家は「偏差値65&最難関校チャレンジ」という
遊び的なものをやって1日の勉強を締めくくってました。

これは偏差値65以上か最難関校の過去問を1問解く遊びです。
息子は算数と理科が得意だったので、基本的にはその2教科から出題。
1発で正解すると200円の賞金、ヒントあり正解で100円の賞金という風に
なるべくモチベーションが続くように達成感を小分けにしていました。
流石に1発で正解することは稀なので・・・。


■TOPを見せたことによる息子の変化

・受験に対して前向きになりました。
・実力以上の問題に対してアグレッシブになりました。
・問題が解け始めると自分にでもできるという自信がつきました。
・TOPの人を基準にして話をするので、勉強法や
    効率化の話をするときに納得感がUPしました。

たまーに模試の応用問題でチャレンジ遊びでやった問題が出題され、
それが解けてテンションブチ上げで帰ってきたのを見ると
「やってよかった」と思えました。

一方、TOPを見せたことによるマイナス点は
・お弁当箱を伝統工芸品にしろ
・うな重にしてくれ(TOPの子がお弁当で持ってきたらしい)
くらいでした 笑

最後に、
今年もコロナの影響で学校公開や文化祭がオンラインなる学校が多く、
なかなかリアルで体験できないかと思いますが、是非試してみてください。

次回はTOPを経験させる大切さを書きたいと思います。



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