【ミニマリズム】今日使わなかった物は要らない
「今日使わなかった物は要らない」
と言うと、
「いやいや、たまに使う物だってあるよ」
「夏にコート着るわけにいかないでしょ」
など、色々と反論は思いつくものです。
確かに、毎日使わなくても必要なものはあると思います。
毎日爪切りを使うことも少ないでしょうし、身分証代わりにパスポートを持ち歩いている人も少ないと思います。
季節ものもそうでしょう。
防寒着はもちろん、Tシャツと短パンだけで1年中過ごせる人もなかなかいないと思います。
また、「1年使わなかったものは手放す」という考え方もあります。
特に日本では、四季がある関係で、季節ごとに最低限必要な物を残しておくというのは納得感があります。
「たまにしか使わないけど必要なものはある」というのはその通りだと思います。
でも、ここで本当に考えて欲しいのは、
「じゃあ、今日使った物はいくつあったか?」
です。
そして、
「明日も絶対使う物はいくつあるか?」
ということです。
毎日使わなくても必要な物があることは分かりました。
では、今日1日を生きるために、自分にとって最低限必要な物を把握できているでしょうか?
たまに使う物はいくらでもあります。
それを全て残していては、いつまで経っても物を減らすことはできません。
「今日使わなかった物は要らない」というのは、文字どおりの意味というより、
「自分にとって本当に必要な物を把握できているか?」
ということを自問自答するための考え方だと思います。
「健康的で快適な生活を送るために最低限必要な金額(ミニマム・ライフコスト)を把握する」という考え方が広がって久しいです。
それに加えて、自分にとって最低限必要な物(ミニマム・ライフ“シング(thing)”)を把握することで、より快適な生活にまた一歩近付けるのではないでしょうか。