【漢方】 健康とは

　先代店主は、一貫堂医学の名医の指導を受け、漢方の基礎を学びました。その時の講義録から引用します。（当noteが先生のご迷惑にならないよう、お名前は伏せさせて頂きます。また以降はお師匠と記述します。）

　西洋医学では、健康というものが完全には定義されていない。では、漢方ではどう捉えるか。自分の身体を認識してない状態を健康といえる。つまり空である。

　一貫堂医学の創始者森道伯先生は、仏教思想を深く学ばれていました。その視点は弟子たちにも受け継がれていたので、お師匠は「空（くう）」という仏教概念を用いられたと推測します。ただ、難しい仏教哲学を知らなくとも、お師匠の定義は経験的に理解できると思います。
　不健康になるほど患部を認識しますし、ツライほど意識から離れません。逆に何も無ければ気にさえもしません。自分の身体へ意識を向けなくてよい状態は、健康の一つの定義と言えるでしょう。
　では、身体に力が漲るような状態は不健康なのでしょうか。漢方の古典『素問』では、人の感情を怒、喜、憂、悲、恐に大別しています。そして、「喜」が過ぎると「気を緩ませ、心を傷つける。心が傷つくと身体が熱くなり腫れ物や胸痛がくる」と解説しています。
　過ぎたるは云々というように、自分の身体がニュートラルであることが健康の基本なのかも知れませんね。
　もし、お身体で気になることがございましたら、当店までご相談ください。ご相談は無料です。

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漢方健康相談所　くすりの神農

　神農とは、中国の医療神の御名前です。神農様はあらゆる薬草を口にし、それぞれの効能を自らの身で確認したと伝わっております。私たちもこの故事に倣い、当店で取り扱う商品は、自ら試して良さを実感できたものです。まずは己が実践してみる。これが「神農」を名乗る由縁です。
　健康相談、漢方相談は、無料で随時受け付けております。ご相談のみのご来店も大歓迎です。お気軽にお立ち寄りください。
　小田急 伊勢原駅から徒歩3分。駐車場有り。