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本物はちゃんと本物に見える

11月も終盤、ふいに今年を振り返る瞬間が訪れますね。

今年は平松麻さんの展覧会を開催した事で得たものがとにかく大きく、多い。

その中のひとつは、ずっと大切にしてきている言葉に確証が生まれた事だ。

吉本ばなな まぼろしハワイ の帯文

ほんものは
ちゃんと
ほんものに
見えるのよ

物語は遠い昔に一度読んだだけで、内容も覚えていない。だけどこの一文はずっと信じたくて、信じてきた。(2007年発行だから14年前か。とすると当時私は22歳)

麻さんの絵を鑑賞する皆さんの背中を見て、清水の舞台を飛び降りる気持ちで購入してくれた方の話を聞いて、そうだ、やっぱり本物は本物に見えるんだと、"信じたい"から"信じられる"に蕾が開いていった1週間だった。


クラシックを始める時、開業資金が雀の涙ほどしかないのに、椅子だけは奮発した。

自分が生まれる前から存在する椅子。なのに old fashioned とは感じず、現代の私の心を揺さぶったアーコールチェア。

飲食業歴は長くてもカフェは全く畑違いのジャンルだったので、自分が本物になれるまで、本物の力を借りようという打算もあった。

本物を選んで良かった。classicの力にクラシックは今も、いつも、助けられている。

本物がちゃんと本物として認められるsceneに幾度となく遭遇してきました。

本物で在ろうとしていれば、ちゃんと本物に見えます。

大丈夫です。ちゃんと見つけてくれます。ちゃんと見ていてくれています。

信じてみてください。
信じていてください。

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