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ガラス張りの店の外観写真のスマートな撮り方

函館はようやく桜が咲きました(ようやくと言っても今年は異例の早さなのですが)

コロナ関連の規制も緩和され、GWを控え、旅行者も増えてきています。

緩やかにさまざまな事がコロナ以前に戻っていき嬉しい反面、それに伴い歓迎されない光景も戻ってきてしまいました。

同じ悩みを持つ、思いを外に出せない小さな店の店主たちが、それに直面する機会が少しでも減ればと思い書いておこうと思います。

それは、ガラス張りの店で入店前に写真を撮られる問題。

昼間は反射していて向こうからはよく見えていないのですが、こちらから見ると…

夜はあちらからもこちらからもくっきり。これはコロナ前のお蔵入り自作自演写真ですが、コロナ以後マスク姿でこれをされるとなんとも不気味で、以前に増して嫌だなあと感じます。

通りがかりに被写体として何か魅力的に映った事でふと足を止めて、さっと撮って去っていくのは嫌な気持ちにはなりませんが、 2人で、複数人で、1〜2分撮られ続けているのを想像してみて下さい。

動物園の檻の中状態の店の中の人。この光景を眺めながら、この人たちには80%の対応でいいかなと心の準備を整えています。

写真は記念。良かった時間を遺すもの。突き詰めてしまえば、始めて行くお店で、これからまだ良い時間が過ごせるのかも未知の状態で先に撮る意味とは?とならないでしょうか。

もしも大した事なかった、なんなら嫌な思いをしたとなれば最初の写真はさっさと削除する事になるでしょう。

帰り際に「とても良い時間が過ごせました、外観の写真を撮って帰ってもいいですか?」と声をかけてもらえると気持ちがよい上に嬉しい。それがきっとパーフェクトな外観写真の撮り方。

これにはもうひとつの理由があり、それは他のお客さんの写り込み。

インスタブーム最盛期、最も撮影マナーが荒れていた時代。苦渋の決断で写真は1枚までとした期間がありました。その時に「他のお客さんにレンズを向けられるのがとても嫌だったので助かります」とコメントを頂い事がありました。

ちょっと写り込む可能性のある席の人も「撮って帰っていいですか?」そのやりとりを聞いていたら「うんうん、ここに居た記録、残したいよね。そういう事情(人)なら目を瞑ろう」と心の中で呟いてくれると思うのです。

さあ書き終えた。と見返していたところ、なんと「外観を撮っていってもいいですか?」と声をかけてくれた。前回に続き、嘘のようなほんとの話。カフェの神様はいたずら好き。

声をかけてもらえるとやっぱり気持ちよくて嬉しい。そして、いい時間を過ごしてもらえたんだなと安心する。

ガラス張りの店の外観写真のスマートな撮り方。

伝わったなら、そして伝えていって頂けたら幸いです。

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