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社会人を三週間やってみて

社会人になってから三週間がたった。先週で全体研修が一区切りついたから、思ったことを書いてみる。

良い会社に入った

入社してみての感想は、「めっちゃいい会社やん」

優秀で、やさしくて、良い人ばっかりだし、設備もよいし、リモートワークもできるし、経営陣めっちゃ頼もしいし、業績もどんどん伸びてるし、文句ない環境だ。頑張ればその分給与も増やすことができるみたいだし、あとは自分次第だな。

みんなすごい

研修をやってみて思ったのは、みんなめっちゃすげえ。知識、経験、スキル、人間性、行動力、思考力。いままで会社で働いたことがなかったこともあるが、こんなに差を感じるとは思わなかった。入社2,3日で自分が底辺にいることを気づかされた。ほんとびっくり。

まずはやっていくうちに仕事覚えて、チームの人ともうまくやって、楽しくできればよいかなくらいにしか考えていなかった自分にとっては青天の霹靂というやつだった。

そんな彼らを見て、劣等感をだいぶ味わった。実際にグループワークをしても、まわりの積極性に負けて何もできなかった。自分がやるよりも彼らのほうがうまくできるだろう。この考えがよぎって動けなかった。恥をかくのを、自分に能力がないことさらけ出すのを恐れた。

絶対にMVPを獲る、新人賞を獲る、そういうギラついている人たちを遠い目で見るようにしていた。自分には関係ない、自分はそういうのには興味がないと思うようにしていた。

けど、実際、目標をもって能動的に学んでいる彼らをみて、かっこいいなとどこかで思っていた。何かを目指して頑張っているひとは、いつだってかっこいい。そして、そういう人たちはどんどん先に進んでいく。この三週間だけでも、ずいぶんと差が開いているのを感じる。正直、悔しい。

目標を宣言する

研修が始まってすぐの事業立案ワークで、全然よい案が出せなくて悔しかった。三週目の最後に優秀賞を決めるグループワークがあるのを知っていたから、研修中の目標は「チームでよいアウトプットが出せるようになる」ことにした。

目標を常に意識してほかの研修に臨めたかといわれるとそうではなかったが、その事業立案ワークが始まってからはやってやろうという気持ちになった。チーム分けをされてすぐに、優秀賞とってみたいんだよねという思いを伝えることができた。

最初に視座を合わせられたこともあり、みんな本気で課題に取り組めたと思う。ほかの班が早々にワークを終わらせているのを横目に、自分たちはとことん考えた。何が本当の課題なのか、本質を追求しきれたと思う。発表が終わった直後に、これで負けたら悔しいなって思えたのが、個人的には財産になった。

結果、優秀賞を獲れた。めっちゃ嬉しかった。チームで何かを目指して本気で頑張ることの楽しさを思い出せた気がする。この感覚は高校の行事以来かもしれない。

成功体験を作れたのは大きい。もちろん、同時に自分の能力の足りなさを痛感した。全体を描く力、個々の特性を見たうえでの役割分担、時間配分、雰囲気作り、テンポづくり、事前の準備など。ただ、強みを実感できた部分もあって、本質をとらえる力、メンバーを置いてけぼりにしないような立ち回りは活かせた。

メンバーの能力が高くて、学びが多くあった。期間内に求められたアウトプット出すというのは、これから何度もあるだろう。きっと今回が原体験になると思う。運よく賞を獲れたが、レベルを上げて、再現性を持たせられるようにしなければならない。もっとやれることはたくさんあったわけだし。

ただ、目標を掲げて頑張る楽しさを思い出せて本当に良かった。

これからどうする

研修後に役員の方々と懇親会をした。自分の部署のトップとお話しできる機会があって。「なぜ1社員から社長や執行役員をやるに至ったのか、その原動力は何なのか」を聞いてみた。

その答えは「ドラマチックな人生のほうが楽しいじゃん。甲子園とか、ワールドカップみたいに、困難を乗り越えてワクワクする経験があるほうが楽しい。何かを成し遂げたあとの飲み会は最高だよ」というものだった。

これを聞いて、同期のみんなに抱いていた劣等感が「人生を楽しんでいて羨ましい」というものだったことに気が付いた。日々レベルアップして、できることや仲間がふえていく様が羨ましかったみたいだ。

何も考えずに生きるより、何かを目指して、毎日いきいきと過ごすほうが絶対たのしいに決まってる。振り返ってみても、目指すものがなく日々を無駄にしている期間は、いつもどこかでモヤモヤが残っていた。

目標をたてると、挑戦する数がおおくなって、その分失敗する回数も増えるけど、そのほうがきっと楽しい。同期に負けてばかりなのも悔しいし。

楽しく生きるために、仕事もプライベートも一所懸命やってみようかな。

目標が立てられたら、また書くぞー



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