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日々の言葉 #33『まとまらない言葉を生きる』

今日の日々の言葉は荒井裕樹さんの『まとまらない言葉を生きる』から。

二松學舍大学の准教授で、障害者文化論を研究されている荒井裕樹さん。本には、障害者運動や反差別闘争に参加された“無名の”方たちの言葉が紹介されています。

男性が育休をとることに対して、「制度よりムードが大事」という知人の発言にモヤモヤしたときの話があって、「マイノリティにとってムードは檻みたいなものだ」は、それを受けてのものです。

制度よりムードの方が大きな影響力をもっているとは、いかにも日本的といえそうですね。

マジョリティにとってはムードなんて「常識」に近いくらいの意識なのかも。

でも、弱い立場の人や、マイノリティにとっては「生きるか死ぬか」くらいの意味を持ってしまう可能性だってあるのです。

同じように、会社の中で、「暗黙のルール」とされているものほど、怖いものはありません。

どこにでもあるようなので、明文化されない「ムード」があるのでしょうかね……。

わたしは空気を読むことが苦手で、「常識がない」「生意気だ」と叱られたこともありました。

そのため、「暗黙のルール」にぶち当たったとき、内心をマグマのように熱いものが駆け巡っても、グッと飲み込んでいました。

コーチングを学んだいまなら、もっと上手に自分の気持ちを伝えられるかもしれないなと感じています。

相手に自分の気持ちを伝えるとき、何を意識すればいいだろう?

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