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日々の言葉 #93『コーヒーが冷めないうちに』

今日の言葉は、川口俊和さんの『コーヒーが冷めないうちに』から。

とある街の、とある喫茶店の、とある座席には、望んだとおりの時間に戻れるという伝説がありました。

ヒジョーにめんどくさいルールを守らないといけないのに、その席を望むお客さんは後を絶ちません。

過去に戻ったお客さんが会いたかった人とは……という連作短編集です。

結婚を考えていた恋人と別れた女性や、記憶を失う病を抱えた男性ら、登場人物はみんな一様に、「言えなかった想い」を抱えているんですよね。

つい強がってしまったり、プライドがジャマしてしまったり。

でも、「過去」と向き合えるのは、コーヒーが冷めない間だけ。
そんな短い間に鎧を脱いで、素直に向き合えるのか……という展開に、ハラハラしてしまいました。

わたし自身は、「過去に戻りたい?」と聞かれたら、きっと「No!」と答えます。

とはいえ、「あのとき、こうしていれば何かが変わったかも……」という気持ちはありますね。

たとえば、大学生のわたしにもう一度会えるなら、「もっと勉強しときや!」と言うかもしれません。笑

社会人一年目のわたしに声をかけるなら、「がんばりすぎなくても大丈夫やで!」と言いたいかも。

こういう言葉を、10年後のわたしからもらうつもりで、いまを生きていたいのです。過去に戻っても現実が変わらないのなら、なおさらそうでありたい。

きっと、10年前も、10年後も、同じことを言ってるような気がしますね。あれ?いいのかな……。笑

『7つの習慣』って、とんでもなく分厚い本ですし、何度読んでも新しい発見をしちゃうし、終わりがないような気がしてしまうのですが。著者のコヴィー博士が、とても救いになる言葉を残してくれています。

「人格主義は完成することはなく、磨き続けるしかない」

未完成な存在である人間のわたしは、自分のペースで学び続けたい。

「7つの習慣セルフコーチング」という資格を持ってます、と言うと、「7つの習慣に詳しいんでしょ?」と言われることも多いですが。

恥ずかしながら、わたしも学んでいる途中なのです。

10年後の自分から手紙が届いたとしたら、そこにはなんと書かれていますか?

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「なぜ」が人生を深くする。
毎日、小さな問いを発信しています。
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TCS認定コーチ・7つの習慣セルフコーチング認定コーチのしんちゃんです。
コーチングに興味ある!という方は、こちらのnoteもご覧ください。


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