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129、ワクチンによる16歳少年の死亡例。本当に「評価不能」なのか?

先日2022年2月18日、厚労省からワクチンの副反応についての各種資料が公開されている。

今回は以下の資料を紹介する。

「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注 基礎疾患等及び症例経過)(令和4年1月3日から令和4年1月 23 日報告分まで)」

https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000898946.pdf


各種事例が細かく記載されているのだが、どうにもワクチンと副反応例との因果関係を認めないのだという前提でまとめられているようで不信感が募るのだ。

資料の全てに目を通しているワケではないのだが、例えばある16歳少年の死亡例なんて、普通に考えてワクチンが原因だろうと思うのだが、専門家は「評価不能」としている。……本当にそうなのだろうか?

とりあえず、この16歳少年の例を紹介するので、よく目を通していただきたい。


16歳少年

ファイザーのワクチン接種。

症状
ショック、低血圧、心停止、心室細動、心肺停止、意識レベルの低下、意識消失、肝障害、腎障害、腸管虚血、頭部損傷

概要
2021/08/10 13:00(16 歳時)、16 歳(16 歳 6 ヵ月とも報告され
た)の男性患者は COVID-19 ワクチン接種のため、BNT162B2(コミナティ、ロット番号:FF0843、有効期限:2022/01/31、投与経路不明、単回量)初回を接種した。
病歴はなかった。
家族歴はなかった。
ワクチンの予診票(基礎疾患、アレルギー、最近 1 ケ月以内のワ
クチン接種や病気、服用中の薬、過去の副作用歴、発育状況等)
に関して留意する点はなかった。
併用薬は、アセトアミノフェン (200 mg、使用理由不明、経口)
であった。
COVID ワクチン前の 4 週間以内にその他のワクチンを接種しなかった。
2021/08/10、ワクチン接種前の体温は 36.2 度であった。
2021/08/10 13:00(ワクチン接種日)、BNT162b2 の初回接種を受
けた。
2021/08/16 16:40(ワクチン接種から 6 日と 3 時間 40 分後)、心停止を発現した。
救急搬送され、当院に入院した。
2021/09/01(ワクチン接種 22 日後)、事象の転帰は死亡であっ
た。


事象の経過は以下の通り:
2021/08/16 16:40(ワクチン接種から 6 日と 3 時間 40 分後)、心
肺停止(CPA)のため、報告医の病院へ救急搬送された。
病院到着前に、自動体外式除細動器(AED)を 1 回行った。
到着後、心停止、その後 VF(心室細動)が認められた。
直流式除細動器(DC)を 1 度試みたあと、自己心拍再開(ROSC)
が得られた。
CPA から蘇生したあと入院した。
コンピュータ断層撮影(CT)、血液検査および心電図でも心停止
の明らかな原因は不明であった。
気管挿管され、人工呼吸器管理のもとで入院となった。
体温管理療法(TTM)が行われたが、意識は回復しなかった。
2021/08/19、頭部 CT スキャンでは、皮髄境界は若干不鮮明であっ
た。
2021/08/31(ワクチン接種 21 日後)、血圧が低下した。CT により
NOMI(非閉塞性腸管虚血)と診断された。
2021/09/01(ワクチン接種 22 日後)、死亡が確認された。

報告医師は事象を重篤(入院)と分類し、事象と BNT162b2 との因果関係を評価不能とした。
他要因(他の疾患等)の可能性は報告されなかった。
患者は 2021/09/01 に死亡した。
剖検が行われたかは報告されなかった。

報告事象心停止に関する追加情報は以下の通りである:
報告医師は、重篤性の基準に生命を脅かすを追加した。
事象は、救急治療室への来院を必要とした。
患者は、17 日間入院した。
治療のために、人工呼吸器管理となった(以前、報告の通り)。
剖検が実施された(報告者は、結果が出るまで半年ほどかかる予
定と述べた)。

調査項目に関する情報は以下の通りであった:
患者は、アレルギーも有害事象歴もなかった。
2021/08/16 16:45、異状が発見された。
異状の状況:ボーリング場で友人と共に階段を上っている際に、
倒れた。

2021/08/16 16:47、救急要請された。
2021/08/16 16:56、救急隊が到着した。
救急隊到着時の状況:明らかな症状は指摘されなかった。居合わ
せた人が心肺蘇生法(CPR)を行った。
搬送手段:救急車。
搬送中の処置:心臓マッサージと人工呼吸。
病院到着日時: 2021/08/16 17:03。
到着時の身体所見:後頭部からわずかに出血していた(頭部挫
創)。

到着後の治療:
気管挿管を行い、人工呼吸器管理となった(吸引物はなかっ
た)。心室細動(VF)が出現し、除細動および同期性通電(DC)
が 150J で 1 回行われた。セフトリアキソン、ドルミカム、フェン
タニルおよびモルヒネを投与した。
到着後に実施した検査(血液/生化学検査、感染症関連検査、画像
検査等):入院後に、肝障害と腎障害が見つかった。
2021/09/01 01:20、死亡が確認された。
死亡時画像診断:無し。
事象心室細動の転帰は 2021/08/16 に回復し、低血圧、ショック、
意識レベルの低下、意識消失、肝障害、腎障害および頭部挫創は
不明と報告され、心停止、心肺停止および NOMI(非閉塞性腸管虚
血)は死亡と報告された。

死因及び医師の死因に対する考察:
入院後の全身状態悪化に伴うもの(生来、健康な若年男子で血管
リスクもないため)。


ワクチン接種と死亡との因果関係に対する医師の考察:
発症時期からするとワクチンの影響は大きいと考えられるが、立
証する検査結果がなかった。

Pfizer-BioNTech COVID-19 ワクチンのアナフィラキシー反応情報
収集支援に関する情報は以下の通り:
有害事象の徴候/症状:
患者は突然倒れ、心停止を発症し、その後救急要請された。病院
に搬送後、自己心拍再開(ROSC)が得られ、入院した。アナフィ
ラキシーを疑う所見はなかった。

有害事象に対しては、医学的介入(アドレナリン、輸液、酸素)
が必要とされた。心肺停止(CPA)と心停止後症候群(PCAS)に対する処置が行われた。
多臓器障害は指摘されなかった。

呼吸器症状に関して:
上気道性喘鳴、呼吸窮迫、頻呼吸、呼吸補助筋の動員増加、後
退、チアノーゼ、喉音発生、乾性咳嗽、嗄声、喘鳴又は上気道性
喘鳴を伴わない呼吸困難、咽頭閉塞感、くしゃみ、またはその他
が指摘されたかは不明であった。両側性喘鳴/気管支痙攣、上気道
腫脹、鼻漏は確認されなかった。

心血管系の症状に関して:
低血圧、ショック、意識レベルの低下、意識消失が確認された。
頻脈および中心脈拍数の減少は、確認されなかった。毛管血管再
充満時間(>3 秒)が確認されたかは不明であった。
皮膚/粘膜器官は関与していなかった。
全身性蕁麻疹、全身性紅斑、血管浮腫(遺伝性ではない)、皮疹
の有無に関わらず全身性そう痒症、全身性穿痛感、限局性注射部
位蕁麻疹、眼の充血及び痒み、その他は確認されなかった。

消化器症状に関して:
下痢と嘔吐は確認されなかった。腹痛と悪心が確認されたかは不
明であった。
その他の症状/徴候は確認されなかった。

(※中略)

再調査は完了した。これ以上の追加情報は期待できない。

追加情報(2021/11/17):
本報告は、再調査活動に返答した同医師からの追加情報である。
新たな情報は以下を含む:
有効期限の更新、併用薬、臨床検査値、新事象およびその他の臨
床情報が更新された。

修正:本追加報告は、以前の情報を修正するために提出される:
経過欄データの「上気道性喘鳴、呼吸窮迫、頻呼吸、呼吸補助筋
の動員増加、後退、チアノーゼ、喉音発生、乾性咳嗽、嗄声、呼
吸困難、喘鳴又は上気道性喘鳴を伴わない咽頭閉塞感、くしゃ
み、その他が指摘さ(れた。※天乃川加筆)


――以上。

いかがだったろうか? 健康で基礎疾患のない16歳の少年がワクチン接種から6日後に倒れ、そこから死線を彷徨い2週間程度で亡くなってしまった非常にかわいそうな例だ。

NOMI(非閉塞性腸管虚血)なんて、ワクチンによって血栓ができてしまったことで引き起こされたと考えられないだろうか? 

また、入院後に肝障害・腎障害が見つかったと報告されているが、これもワクチンによる原因だと考えられないだろうか?

ワクチンと腎臓障害に関しては、ワクチン接種によって血尿が誘発される可能性を日本腎臓学会が指摘している。


昨日、私が紹介した26歳男性の死亡例でも、排尿困難や尿閉といった症状がみられていることからも、ワクチン接種と腎機能の低下との関連性を疑わざるを得ない。


この16歳の少年はワクチンの副反応によって亡くなったと考えるのが一番「自然」だと思うのだが、皆さんはどう考えるだろうか?

私はこの事例だけでも、子供にワクチンを打たせることは非常に恐ろしいと考えてしまうのだが?

――ていうか、厚労省さん? この事例はワクチン接種が原因でしょう? 「評価不能」ってことはないんじゃないですか? 大いに関係していると思いますよ? 

本当は解剖だってしているんじゃないスか??






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